認知症でゴミだらけ!籐の引き出しを整理整頓

義母の認知症が判明したのが、2016年の2月。片付けられない性格は、若いときから変わりません。認知症は、新しい変化が受け入れるのが難しいようなので目立たない場所からこっそり片付けています。義母の場合、片付けても混乱して暴れたり暴言を吐くということはありません。ただ身の回りのことが極端にできないことが増えてきたので私も重い腰を上げることにしました。自分たちの住んでいる部屋だけでなく「親」の部屋も加わるとは思ってもみませんでした。

1週間に3回ディサービスに行っています。ディサービスで家を開けている間に、じわじわ片付けています。もうどこに何が入っているのか自分では探し出せないので義母の部屋の片付けは、家族が物のありかを確認する作業です。留守の間に片付けるのは本意ではありませんが典型的な認知症の症状で増やしすぎた物を一度はリセットしたいと思っています。

認知症の引き出しは、ゴミだらけの魔窟

籐の引き出しは、新築の居間に置いてありました。新しい家には、合わないな~と思い自分好みのナチュラルな家具を購入し、義母の部屋に持って行ってもらいました。私が、嫁に来たばかりのころから、何か大事そうなものをなんでもかんでも詰め込んであり何が入っているか謎の引き出しでしたが20年経っても95%ぐらいは、ゴミでした。笑。引き出しって外から見えないから都合よくあれこれ入れてしまうんですよね・・ホント悪魔のすみかだよ。魔窟!!魔窟。

引き出しの片付けBeforeAfter写真
籐の引き出し

1段目は、数枚の写真と何通かの手紙を残してゴミとして処分しました。15年ほど前の書類と説明書や保証書が入っていました。

籐の引き出し

2段めは、領収書などが入っていました。使えそうなものだけを残してあとはお片付けしました。使えそうっていっても何に使うかわからない両面テープみたいなのが入ってたけど、よく考えたらたぶん両面テープ。もう粘着力も無いような雰囲気だったから明日捨ててみます。それから子どもが使うようなチューブ入りでんぷん糊も見つかりました。先っちょが固まっていると思ってぶにゅぶにゅかまっていたら糊がミサイルのように飛んでいきおじさんにジャストミートしてわらってしまいました。2段めもスッキリ!中身を確認すると15年以上前の書類ばかりなので「大事なものが入っている引き出しは、大事!捨てたらいけない」と思いこんで持ち続けたような雰囲気です。引き出しの中は、おそらく一度も整理整頓していないと思われます。

籐の引き出し

続いて籐の引き出し3段目をあけてみました。ここは、封筒が入っていました。ゴミを捨てて封筒類をまとめたら、引き出し1個分で十分j荷物が入ってしまいました。それにしても100枚単位の封筒や月謝袋いったいどこで買ったのか甚だ謎です。義父に「お義母さんの部屋に封筒が100枚単位で3種類あったよ」と報告したら義父は、ニヤニヤしながら「香典袋や祝儀袋の入ってる引き出し見た?」というので他のタンスの引き出しをあけてみました。

認知症の人は同じものを繰り返し買う

買ったこと自体忘れてしまい同じものを買ってしまうのか?症状の1つで繰り返し同じ物を買ってしまうのかはわかりません。今日は、籐の引き出しを片付けて満足していたところ他のタンスにも封筒や袋物がいっぱいで力抜けました。物が多いので普通の「汚部屋」の住民より時間がかかります。生前整理だと思って頑張ります。

籐の引き出しもいつかは、お片付けしたい

籐の引き出しの中身を片付けました。10年~20年間整理整頓した形跡が見られないので「とりあえず捨てられない大事なものを入れている」という認識でずっと持ち続けたことになります。義母の持っている「物」は、長い間使われていないものばかりです。使うもの、使っているものは捨てなくてもいいけれど使わないものいらないものは「死んだ物」です。認知症なので自分ではもう片付けられないところまで進行していますが、整理整頓したら籐の引き出しもお片付けできそうな雰囲気です。義父も「籐の引き出し、婆さんのお気に入りやで(だから)捨てると怒りそう」と言っていたのに「いつか大型ゴミ出した方が良さそうやな」と言い始めました。

大型ゴミをどんどん捨てていったらやっぱり家のスペースが広がり少しずつキレイに整っていきます。一度は、何もない状態にリセットするとゴチャゴチャ物を持つことや収納スペースを確保することがいかに無駄かわかってきます。そして「キレイになった」「スッキリした」という心地良さを体感するうちにどんどんお片付け力がついてきて物の見極めが鋭く上手くなっていく気がします。私が住んでいる地域では毎月10個まで、粗大ごみが無料で出せます。近々大型ゴミも有料になるそうなので大きいものから順番に片付けています。籐の引き出しは、車椅子が通る場所においてありお片付けすると室内での車椅子の移動が楽になります。ただ・・義母も大切なものと認識しているようなので急にはお片付けできないのですが気付かれないようにじわじわと生前整理をしていくつもりです。

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
    岐阜県田舎村在住ブログ歴15年のブロガー。押入れを改造したパソコン部屋が私の仕事場♪当ブログは2016年8月に開設。 整理整頓が苦手で片付けられないまま一生終えそうだったけど、家族の葬儀をきっかけに、暮らしを整えるようになりました。カメラ、食べ歩き、ウォーキング、ラコニック手帳を愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ