爺さんの生前整理、田んぼで米は作らないという選択

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先日小屋を解体した爺さん。自分で作ったんだから・・自分で解体するのも当たり前といえば当たり前ですが・・爺さんは78歳。驚異的な体力と気力で汚家の再生に邁進する姿は、スゴイとしかいえません。

2010年の写真です。

地方の実家で年寄りだけが暮らしている家も多いと昨今。都会に住んでいる息子や娘(40代~60代)が実家の整理整頓をしたくても難しいのが現状でそういった特集がくまれたり本になっているので深刻なんだと思います。うちも少し前まで相当ひどかったので偉そうなことは、言えませんがウォーキングしているといろいろな家を見かけるので「萌え」ときます。

下の子とお散歩してるとき「最近 人の家の周りが散らかってるのを見るのがたまらなく楽しいんだよね」と話していたら「あ!あの家すごい!」と指さした先には、道路に面した車庫に発泡スチロールにダンボールを無造作に積んでありました。車庫の3分の1くらいダンボールが占拠していたのでどんな人が住んでいるんだろうね?と造像力をかきたてられます。

玄関の横にビール瓶ケースを無造作に置いている家があります。もう何ヶ月も安定の汚さです。子供のガラクタも置いてあります。だも片づけていません。それなのにガラクタの前の車は、ものすごく大きくていつでもピカピカに磨いてあります。そのギャップに萌えっときます。笑。

しばらく歩くとカセットガス(カセットコンロの燃料)を不燃ごみに入れたまま放置(かれこれ半年以上)している家があります。この家もわたしが好きな家です。

カセットガスは、不燃ごみでは出せないのに月1回の回収日に持っていかず、ずっとずっと捨てずに放置しています。いつ捨てるんだろう?と気になりながら「萌え」ています。子どもの自転車も無造作に放置してあります。あまりにも汚いので、もしかして誰も住んでいない?と思ったらどうやら人は、住んでいるようです。障子に穴があいていますが年々障子の穴が大きくなります。室内の様子が道路から見えるようになりました。

歩きながらなのでちらっと見るだけですが中もすごそう。さすがにのぞきこ・・爺さんのはなしでは、「玄関あけても中がすごい!住んでる人も変わり者」といっていました。興味深いですが用がないから立ち寄れません。そんなことに気づくようになったのは、ごく最近の話で私の家も周りからみたら「なんじゃこの家」だったと思います。去年までは。

before after写真

40代でも50代でも60代でも年齢に関係なく自分の家に意識を持つことは難しいことです。意識しないひとっていつまでも意識しないし、多少恥ずかしいと思っててもできないズボラさんは、存在します。

私もそっちよりの人でした。それが日常だから気づかなくて当たり前で、うちみたいに発展途上段階では、汚い部分や無駄に目が行きくようになりました。爺さんが、小屋を建てたのはトラクタやコンバインなどを置くためでしたがお米は、スーパーで買って食べたほうが安上がりのようです。1日に7~8合炊いたとしても買ったほうが安あがり。私は、実家が専業農家なので「お米を買う」=「買うなんてもったいない」という感覚が抜け切らないのですが、お米を買う以上にお金をかけてまで田んぼを作るのは、無理なのかもしれません。田んぼを休耕にする家も増えてきたしでも休耕にしても水利費(賦課金)は、支払わなければいけないとか、(よくわからないけど)とにかく年間にするとものすごくお金がかかるものみたいです。

で・・爺さんも色々考え米は作らないという選択をしたやうです。理由の1つは、自分が高齢であることと自分の将来をイメージしたからだと思います。爺さんに死なれたら、私たちはどうしたら良いのかさっぱり分かりません。誰に相談するのかさえ分かりません。田んぼに使うものを1つずつ処分していったので小屋も不要になっていったのです。

先日の解体before after写真です。さらに2日かけて解体作業をすすめています。

爺さんは、臆病ものなので高いところにはのぼれません。笑。おじさんは、もくもくと作業をしてくれます。私が見に行き声をかけるととてもうれしそうです。(たぶん)

写真でみると数枚の写真ですがまるっと1日かかっています。

翌日も風がビュンビュン吹く中、2人で解体に没頭していました。爺さんは、「作るのも好きだけど壊すのもおもしろい」と言っています。

私が、必要以上に褒めるととても喜びます。下の子も学校から帰ってすぐに解体現場を見て爺さんに声をかけています。下の子とは打ち合わせをしてるだけではありませんが、誰かが自分を評価するのがたまらない?ってかんじでしょうか。笑。家の周りもじわじわ攻めているかんじが・・すごいなと思います。爺さんを見ながら私も次の世代に残していくもの片付けていくものの見極めは大切だなと思いました。

爺さんの生前整理、田んぼで米は作らないという選択” への2件のフィードバック

  1. こんにちは~
    子供が小さい頃、大根農家さんと県の農業の部署(正式名称思い出せません)が催した大根教室に参加したことがあります。
    デモンストレーションで農協青年部?のお兄さんがトラクターで畑を耕してくれたのですが、大型で赤くてピカピカした真新しいカッコイイ車体。農作業の車ってお値段の見当もつかなかったので訊いてみたところ、800万ぐらいするんですよ~高級外車並みでしょ、って言われて驚いた記憶があります。
    大根の種も加工されてピンク色の粒で、撒いてからすぐ必要な肥料や消毒の薬を配合した衣を着せられておりました。
    車から種まで特別仕様、農業お金かかるんだな~、大変だな~って狭いマンション住まいの親は腕組んで唸り、子供はしゃがんで土をほじくっておりました。
    お道具類もたくさん必要ですよね。米作り。作業小屋が必要なのも頷けます。
    農地も道具も揃っているんだから、定年になったらこっち帰って農業継げってモメる家(言われている友達が…)があるのもわかります。
    爺さん、思い切りましたね…すごいです。

    また実家父が出てくるのですが、だいぶ前に何回か大病しました。直近なのが60代半ば過ぎで開頭手術を受けたこと。
    …60代なので時間がかかったものの回復し、いっそう趣味三昧の生活に(今好きなことをしないでどうするという心境になったらしいです)。
    趣味の道具が増えてしまうきっかけとなりました。
    実家の片付けを手伝うようになって話す機会が増えまして(手で作業していると口はヒマ)
    最近なのですが「俺も色々手術したけど大丈夫だったから、もっともっと長生きできちゃうんじゃないだろうか」って言葉が出てきてズッコケたことが。
    う~ん、片付け始める前はどうしようどうしようって同じところをぐるぐる回ってるみたいなことを言っていたけど、すっきりし始めて前向きになったのかな。
    地下室に並んでいる趣味の工作機械、使うのかな、こちらはまだまだ山積みです。

    1. ちゃーちゃんさんこんにちは。いつもコメントありがとうございます。トラクタって、そんなに高いものなんですね。私の実家の農業申告も桁が違って入ってくる金額と出ていく金額の○の数が違ってて驚かされます。ww私の収入なんて「屁」みたいなものだなといつもいつも思います。爺さんがトラクタに乗ってる姿も自分の父親がトラクタに乗ってる姿も、誇らしいものを感じていましたが・・おそらく中古とかで買ってもとんでもない費用がかかっていたから?乗ってる方もドヤ顔になってたのかもしれません?うちの父親なんて、高山の道路をトラクタに乗ったまま保育園のお迎えにきたことがあって・・・いまなら速攻で通報されるレベルですよね。のどかな時代でした・・

      ちゃーちゃーさんのお父様も趣味三昧&第二の人生満喫なのが伝わってきます。

      >実家の片付けを手伝うようになって話す機会が増えまして(手で作業していると口はヒマ)

      おお~いいことですね。私も爺さんと毎朝1時間くらいしゃべっています。笑。ほんとマジ仕事したいんだけど思うこともありますが高齢の家族と話すことも脳には良いのかもしれないですね。

      おとうさまもお元気そうでいらして読んでいるだけですぐそこにちゃーちゃーさんのおとうさまいそうでwほのぼのします。スッキリすると前向きになるのでしょうね。

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