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築30年の我が家。襖の傷みが目立ってきた
築30年の我が家、長年使い開け閉めする回数が多かった居間の襖は枠の傷みもひどくガタガタのボロボロです。過去に何度かDIYで襖を貼り替えているものの・・そろそろ限界。

枠が削れていたり欠けや割れも見つかりました。

2階寝室の襖(押入れ)は、2016年にウォールシートでリメイク済みですが9年経ったところで剥がれてきてビロビロしています。出入り口もピロピロ。

ネットでウォールシートを探すのも面倒、床一面に襖を広げて補修作業をする気力も失せていました。
隣の洋間と畳敷の和室は和洋折衷の間仕切り戸襖でしたが、和室側の襖は剥がれてビリビリ。格好が悪いため何年も洋間側の戸襖を使っていたのです。

屋根裏部屋に通じる戸襖は、30年間貼り替えしていないので汚いまま!!

(左側が屋根裏に通じる戸襖、右側が押入れの襖部分です。)
母親の影響で襖DIYに挑戦
私は、襖を貼り替える母親の姿を見て育ったせいか自分で直すことに抵抗が無かったです。襖の貼り替えを自分で行うと費用が抑えらるだけでなく模様替えも出来るので気分が上がります。
しかし襖の貼り替えに関しては素人DIY!襖は、シワになり凸凹しているし枠からはみ出ており不格好!見栄えもイマイチです。
障子も、祖母の影響で自分で貼り替えるのが当たり前になっていました。

襖も障子の貼り替えも簡単そうに見えて実は難しい!ただ爺さん(義父)婆さん(義母)が、うちの嫁(私)は、たいしたものだ!と煽ててくれるので修繕も苦ではなかったのです。
旦那も襖DIY
最近では、旦那が襖や障子の直しをするようになったものの取り掛かりが遅い!!作業時間もかかる!1枚仕上げるたびにご褒美ビールやご褒美料理を要求するのも嫌な気分でした。笑
アイロンで貼る障子やシールで貼る襖が登場しDIY初心者にも便利な時代ですが所詮、素人は素人。時間がかかり見た目も残念。
9年前、旦那が貼り替えた襖・・
9年前の2016年に貼り替えたのが一番最近。居間側と客間側で柄を変えて間違えないようにね!!とさんざん言ったのに大失敗する旦那!

パッと見、ちゃんと貼ってるように見えますが全然間違えているのです。ちなみに我が家は、アサヒペンのシールタイプのふすま紙を使用。
アサヒペンのシールタイプふすま紙は、1枚3000円ほどで購入できます(2025年5月現在)

上と下の柄を間違えないで!と頼んだら 表側と裏側を間違えるw。素人DIYは、費用が抑えられるものの失敗は つきものです。最初は、アサヒペンのシールタイプの襖で直そうと思っていたものの無地柄、利休柄、もえぎ柄は、9年前と同じ。舞桜柄、霞草柄は好きな柄では無いし・・のり無しタイプを貼る自信はゼロ。今回は、プロにお任せすることにしたのです。
襖DIYのデメリット
襖DIYは、費用は襖を用意するだけ♪費用も安く抑えられます。
しかしデメリットもあります。
- 旦那に頼んだら客間側と居間側、逆に貼ってしまった・・
- 引手の取りはずし取り付けに苦戦
- 見た目が素人
- 時間がかかる
- ひろげるとゴミが出る
- 来客時や法事のときなど近くで見られると恥ずかしい
- 襖の柄を決めるのに時間がかかる
- 枠の修繕は素人では難しい
- 襖のサイズを確認して必要な枚数の襖紙を揃えなければいけない
- 襖のサイズに合わせてカットが意外と難しい
襖DIYは、時間がかかります。襖を直すのは面倒だし無理・・高齢の家族がいるから通夜葬儀に備えなければ!とも思ったこともあり業者さんに依頼を決めたのです。
今回は、プロに依頼。仕上がりに大満足
爺さんの通夜葬儀を見越してプロに依頼しましたが依頼直後に 爺さんが急逝したため通夜葬儀には間に合いませんでした。しかし四十九日法要前には、美しく仕上がり安心してお客様をお迎えできることに安堵しました

30年経った割れたり欠けたりしていた傷だらけの枠も新しくしてもらいました。

襖の修繕部分を丁寧に説明してくださったのでプロに依頼して良かったと心底思いました。
プロの業者さんに襖を貼り替えてもらう手順(順序)
プロの業者さんに襖を貼り替えてもらう手順(順序)は、以下の通りです。
- 襖の修繕を行っている業者さんに電話を掛ける
- 家に来てもらい襖を見てもらう(枠や引手などの確認)
- カタログから部屋に合わせて襖を選ぶ
- その場でザックリ見積もり→依頼
- 業者さんが襖を取り外し運搬→貼り替え作業→貼り替えた襖を運搬→設置
最初の電話(5月27日)、見積もり(5月28日)、家の襖を取りはずし(6月27日)、取り付け(6月28日)作業自体は丸1日。

予約順になるので取りにうかがうまで少々お待ちいただきます。
我が家から業者さんのところまで40分ぐらいかかるため、とりはずして作業、翌日取り付けという流れでしたが どしゃ降りの大雨が降った場合 持ち込むのが遅くなるとのこと。真夏のクーラーが必要な季節、真冬の暖房が必要な季節、梅雨時は、持ち運ぶタイミングが限られます。
4月、5月、10月、11月がベストタイミング。我が家は、6月末の梅雨時が施行日でしたが両日とも天気に恵まれてラッキーでした。
法事など近隣、親戚が集まるなら業者一択
我が家は、爺さんの容体が悪くなり・・来月ぐらいに葬儀があるかも!と業者に依頼した直後に爺さんが急逝したので通夜葬儀初七日法要には、間に合わず素人DIY襖を晒してしまったのですが四十九日法要や初盆の来客時には美しい襖になっており安心してお客様をおむかえできました。

お客さんって意外と障子や襖を見てるものよ
法事など近隣、親戚の人が集まるなら業者に依頼するのがベストです。
細部まで美しいプロの技!
襖DIYで自分たちで直していたときとは比べものにならないほいど細部まで美しい襖に生まれ変わりました。
襖の貼り替えは、襖店(ふすまてん)表具店(ひょうぐてん)表装店(表装店)に依頼
襖の貼り替えも建具店に依頼すると思っていた私。2020年にリフォームでお世話になった建具屋さんに電話を掛けたところ襖を依頼するなら◯◯◯装ね!と返事が返ってきました。
電話を掛けた翌日には、カタログを持って見積もり♪

費用を抑えたいなら枠の傷は、黒いマジックで直すのが一番ですよ♪
新しい枠は、別途5000円かかるとのこと。(全部新品にしても良かったのですが・・・)客間、居間など人に見られる襖の枠は、新しいものに交換。寝室の襖は、極力お金がかからないように修繕。

なにもかも良心的~~♡
引手(襖手掛け金具)の取り付けもプロに依頼するとキレイに仕上がる!
素人DIYでは、面倒だった引手の取り外しと取り付け。何度か修繕しているのでバラバラになっていた引手(襖手掛け金具)を部屋ごとに合わせて統一してキレイに仕上げてくださいました。
素人でも出来るけど・・
襖の引手は、アサヒペンの鋲抜きを使い小さい釘を抜いて襖手掛け金具を持ち上げて襖を貼り替えたあと再び同じ作業をするだけですが素人の私がやると細かい釘がまっすぐに通らず!!しかしプロの手にかかるとごらんのとおりの美しい仕上がりで惚れ惚れするほごです。

施工前の客間側の襖写真が、コチラです。よく見ると空気が入って凸凹しており枠縁のカットがガサツなのがバレバレです。

プロの手にかかるとご覧の通りの美しさ!寄って撮影しても細部まで美しい仕上がりです。

続いてコチラは客間の押入れ側の襖です。普段使わない客間も通夜、葬儀、法事、お盆、お彼岸になると人目に付きます。今思うと素人が貼った襖は不格好!!

よく見ると途中で紙が足りなったようでツギハギで凸凹!見た目も残念なんですよね。

押入れの襖の枠は、部分的に割れていたようで新しい枠に交換してもらいました。

ああ!キレイ!近づいて見ても美しい!!襖を見るたびにうれしくなります。

続いて居間の襖。コチラは、Before 写真。写真ではわかりにくいけど裏表間違えてる襖です。


居間の襖は、黒いラインがアクセントになっていますが左右の線が繋がって自然に流れるように配置してあります。素人の私では、細かい作業は無理(断言)。こういうのを見てもプロにお願いして良かった!と思わずにはいられません。

同じ部屋なのに襖を新しく取り替えたような印象を受けます。写真では素人DIYでもイケてるような錯覚を受けますが肉眼でみると天と地ほど!月とスッポン、雲泥の差、雲壌月鼈(うんじょうげつべつ)なのです。
2階寝室の戸襖は、長年 裏表逆にして使っていました。

和室と洋室の襖戸。直しても直さなくてもどちらでも良かったのですが・・

ここ、どうしよう・・料金そんなに変わらないよね。

4枚増えてもそんなに変わらないですね。同じ柄で揃えられますし。
建具と違って襖の貼り替えは、そんなに費用がかからないんですね。今回、全部まとめて直したので和室を全部揃いの柄で統一施工していただきました。

住まいを整えると気持ちも整う気がするからプロに頼んで正解でした。
色、柄、デザイン、部屋の雰囲気に合う襖の選びかた
費用より 時間!仕上がりの美しさや満足度を考えると襖はDIYよりプロに依頼するべきと痛感しました。
襖はシンプルな色や柄が良いという希望だけお伝えしたところ部屋ごとにプロ目線で助言してくださり、とても助かりました。

飽きが来ないシンプルな柄が良いな
仏間、客間側の襖を選ぶ
予算に応じて高級品、中級品、普及品など異なるグレードの襖カタログから家に合う襖を選んでいくのですが大事なのはバランス(調和)。新築の戸建用にふさわしい襖と築30年住み続けた家の襖では、かけるべき予算が異なります。(と個人的に思います)
客間の襖4枚と押し入れの襖2枚、出入り口の襖1枚、合わせて7枚を揃えなければいけなかったので最初に好みの柄を何パターンかチェック。業者さんが襖の光沢感、艶なし、マット、手触りなどを説明してくださったのは助かりました。

仏間に近い客間は、格式があって光沢ある襖にするのも良いですよね。
客間は、法事などで人目につく部屋なので、光沢がある総模様の「ちとせ」を選びました。

寝室の襖を選ぶ
続いて寝室の襖を選びます。寝室の襖は、押入れ4枚(上&下)、屋根裏1枚、寝室の入口1枚、長男の部屋との間の4枚と全部で10枚。コチラも飽きが来ないシンプルな柄を希望。同じシンプルでも自分の頭の中のイメージを言語化するのって難しいものですね。

2階は、畳敷きだから和モダンな襖が合いそうですね。
2階は、畳を敷いた典型的な昭和家屋。しかし私が理想としているのが、「和モダンな空間」

和モダンな空間か~~良いね~
寝室は、和モダンな空間にしたくて照明をコイズミの和風シーリングライトにしたばかり♪だから照明の雰囲気と相性が良さそうなテイストの襖をチョイスしました。コチラもわりとスンナリ決まりました。

居間側の襖を決める
客間の襖と寝室の襖は、秒で決まったものの居間の襖は、悩みました。

居間は、桜の花びらの障子になってて花が好きなかたなんですね。花がモチーフの襖はいかがですか?
通夜葬儀に来たお客様も「障子に桜ね」と反応したことを思い出しつつ自分では花が好き♡と意識していなかったので少々驚きました。何パターンもある花の柄のなかから最後に選んだのは・・第一印象でピピっと来た色と柄。

第一印象でピピピと来た柄に決定!
長時間過ごすことが多い居間は、自分が好きな色と柄であることを重視しました。カタログの写真は、襖の枠が明るい茶色で想像しにくかったけれど実際 仕上がった襖には大満足でした。

襖の貼り替えをプロに任せて正解と感じた理由
過去に、襖の貼り替えDIYを経験しているからこそ お金と時間を天秤にかけ業者さんに依頼をした我が家。襖の貼り替えは、仕上がりが美しくプロに任せて本当に良かったです。
家(襖)を修繕(メンテナンス)は、素人でも出来ますがプロに依頼したことで見た目が美しくなったこと、お客様を迎えたときの安心感がまるで違うと感じたからです。いざというときの準備もぬかりなくしておきたい!築年数が経った家だからこそ、プロに任せるのが正解。
住まいを整えていくと家に愛着がわくものなんですね。
見積もり段階では、10万円程だったのに実際の請求額は、7万円!請求書が、令和7年7月7日に届いた偶然!!
だいたい間違えるオレ