元号が平成から令和になる
新元号が令和に決まりました。
平成生まれは「新しい感じでステキ」「響きがキレイ」「カッコイイ」と声を上げる中、昭和生まれは、「冷たい」「命令の令?」と微妙な反応でした。フォントによって三画目が横棒になったり五画目が縦棒の2種類存在することにも違和感を覚えました。
いろいろなフォントで書いた令和
Windows10に搭載されているフォントで「令和」の文字を書いてみました。
明朝体、ゴシック体、メイリオ、行書体、教科書体、勘亭流などのいろいろなフォントがありますがWindows搭載のUDフォントは「令和」を書くためのフォントといっても過言ではなさそうです♪
平成は良い年号、令和は微妙?
昭和から平成に時代が切り替わるとき小渕さんが持った「平成」を書いた文字を見た瞬間「うわ~~良い年号」と思いました。でも管さんが「令和」の文字を掲げた瞬間、「ん?微妙」と思いました。明治がM、大正がT、昭和がS、平成がH、MTSH以外のアルファベットというのは予想通りでしたが、安の「A」や、景や光の「K」もある中、斬新すぎる「R」。テレビでは正しい令和の書体も紹介をされていました。
最初は違和感を感じましたがでも万葉集から出典されたことが紹介されると一気に全国民に浸透したかんじですよね。令和という響きにも慣れると美しいキレイな響きの元号だと感じています。
令和の「令」をUDデジタル教科書体で書く
時代の流れとともにフォントには流行があります。Windows7全盛期には、メイリオを使っていましたがWindows10に変えてからはモリサワフォントUDデジタル教科書体を好んで使うようになりました。読みやすく書体そのものも柔らかく自然な文字の印象を受けます。昭和と令和をゴシック体とUDデジタル教科書体で書いてみました。
どちらも解読可能ですが、大きく違うのは、令和の「令」の文字の部分。Windows10に採用されたモリサワのUDデジタル教科書体(フォント)UDと頭につくのはユニバーサルデザインの略で誰にでも読みやすい文字にデザインされたフォントにUDが冠されています。
ユニバーサルデザインUD書体とは
ユニバーサルデザインUD書体とは文字の形が分かりやすく、文字が読みやすいこと、読み間違えにくい文字をさします。モリサワのUDデジタル教科書体(フォント)Windows10に採用されている件についてはコチラ。Windows10に搭載されているのでWindows10をお使いの方は、インストール不要です。弱視の方やディスレクシア(読み書き障害)の人にも読みやすい書体となっています。
商用利用OKの無料のフォント素材
無料のフォント素材でも欧文と和文があります。和文でも漢字が使えるフリーフォントは少ない気がします。無料でも商用使用禁止と制約があると私はアフィリエイトやアドセンスサイトがあるので使うことができません。商用利用OKで無料でインストールできたら最高です。
フォントの使い分け
当ブログ(ワードプレスブログ)はcocoonの無料テーマを使っています。フォントは、「游ゴシック体、ヒラギノ角ゴ」を指定しています。cocoonの無料テーマには、3つのwebフォントが用意されているためブログ記事をwebフォントに指定することもできます。はんなり明朝(WEBフォント)、こころ明朝、さわらびゴシックなどのWEBフォントを試したら記事が「読みにくい」と感じました。
ブログ記事は、読んでもらうもの。写真に使うフォントは見せるものです。フォントを使い分けることで独りよがりのブログから脱することができそうです。
見せるフォント
オーソドックスなフォントは読みやすいので記事テキストに使います。反対に写真に載せる文字は、読みやすさよりデザイン性を重視します。私は、モノを捨てた写真に「お片付け」の文字を入れます。Windows10搭載の勘亭流(かんていりゅう)を使っているのですが勘亭流(かんていりゅう)は、歌舞伎の看板に使われるような肉太なデザインの書体です。くずし文字で読みにくいものが特徴です。
読ませるフォントというより見せるためのフォントです。モノを捨てるときのパワーを勘亭流の力強さで伝えています。笑。
イメージを伝えるフォント
フォントは、イメージを伝えることができます。写真にテキスト文字を追加するときは、女子の手書き文字風のなつめもじ抑を使っています。「あんずもじ」や「なつめもじ」は、漢字が使える手書きフォントで無料でインストールでき商用利用可能で便利♪
また「読んで欲しい内容」のときは、あんずもじではなくUD教科書体を使うようにしています。目的に応じて「見せるフォント」「読ませるフォント」を使い分けると伝わりやすさがUPします。
ロゴに使うフォント
ロゴに使うフォントは、Windows10の隷書体を使っています。「お片付け」も「最高」も「終活」も漢字なのでUDフォントでも良かったのですが、デザイン性を重視したいと思ったので自分が好きな隷書体でロゴを作成しました。フリーフォントを探しましたが無料で気に入ったものがなかったことと、商用利用できるフォントは有料だったというのも理由の1つです。
有料のフォントCD-ROMを購入したいのですが最近はダウンロード版ばかりなんですね。Amazonで人気のフォント・アライアンス・ネットワーク FONT x FAN HYBRID 5 もCD-ROMは付いていません。欲しいフォントが収録されているなら「買い」のフォント集ですが見本を見て1つ1つダウンロードしなければいけないので手間がかかります。
情報を伝える書体(フォント)
フォントは、情報を伝えるものですが「見せるフォント」と「読んでもらうフォント」は異なります。Windows10に搭載されているUDデジタルフォントは、新年号「令和」の文字が読みやすいフォントです。楷書体は誠実なイメージ。明朝体は上品で大人っぽい印象、ゴシック体は太マジックで書いたようなゴツゴツした印象。隷書体は、波打つような書体の中にレトロなイメージがあります。ポップさ、親しみやすさ、繊細、モダン、流麗、和風、女性的、男性的といったイメージを伝えるフォント。
最初は、昭和の「和」と同じ、「三文字」「呼びにくい」「頭文字がR」「ラ行の年号は呼びににくい」「令のれいって・・命令みたい」「冷たい印象」と思いました。