家庭でできる節電省エネ対策

節電の夏 扇風機の売り上げ4倍増加

節電

東日本大震災が発生し福島第一原子力発電所が事故を起こし日本国内の原子力発電所が停止された2011年。東京電力、中東北電力・東京電力・関西電力・九州電力、国内でが節電を呼びかけられていました。2011年当時、コンセントを抜いたり冷蔵庫の開け閉めを少なくしたりエアコンの設定温度を低くするなど節電に気をつけていた人が、7割りに及んでいたそうです。しかし2017年現在節電に対する意識調査を行ったところ7割の人が「何もしていない」と答えたそうです。

 

テレビを見ていたら原発事故で故郷を追われた人々がはなしていたことは、「避難地区は解除になっても家の外の除染は済んでいても家の中は、放射能で汚染されている、除染をして住めるようにするには、自己負担。子どもがいる家族連れは、戻ってこない。戻ってきた人も買い物をするために30分かけて町に買い物に行かなければならない、首都圏のための電力を補うために原子力発電所を作ったのに原発が事故を起こしても避難地区を解除にすることばかりを考えて賠償金を打ち切ることばかり考えている」ということでした。
原発事故の除染作業で取り除かれた除染廃棄物(汚染土)入った黒い袋は、山積みになっているといるのが現状なのに被災地の人々が憤るのは当然です。

2011年地震が発生した年は、扇風機の売上4倍増加その理由とは

扇風機

2011年震災後の電力不足と節電志向で扇風機の売上は4倍も増加したそうです。省エネをうたったバルミューダ・グリーンファンや卓上扇風機のサーキュレーターのほかダイソンの羽根の無い扇風機エアマルチプライアー(Air Multiplier)が好調でした。

 

エアコンの設定温度を低くして扇風機で部屋の空気を巡回することで消費電力が下げられるからです。、扇風機でエアコンの冷気を循環させるので直接体温が下がりエアコンの設定温度は、高くても涼しく過ごす事ができます。扇風機だけだとエアコンと比べて消費電力が数十分の一です。

 

洗濯物ものは、乾燥機から部屋干しでも除湿機ではなく扇風機で干すなど工夫次第で電力の消費量は減らすのだと思います。また震災から6年経ち、節電を意識しなくなった背景にハイブリッド家電が売り出されるようなったのも理由です。LED、ハイブリッド除湿機、ハイブリッドオーブントースターハイブリッド冷蔵庫(電源が切れても24時間庫内を保冷できる)、ハイブリッド洗濯乾燥機、ハイブリッドエアコンなど消費電力は少ないけれど高機能な電化製品が増えてきました。従来品と比べると割高ですが、買い替えのタイミングで家電も小型のものに切り替えていくのも1つの方法です。

 


エアコンクリーニングエアコンを掃除して涼しく過ごそう住まいの暑さ対策

エアコン

  1. エアコンクリーニング
  2. 遮熱カーテン
  3. 遮熱フィルムサッシのスキマをテープ

 

※エアコンのフィルター掃除は、水洗いして乾かします。毎年シーズンが終わるたびにお手入れをしておくと良いようです。私は、購入してから10年近くフィルターの掃除をしていなかったら真夏にエアコンがぶっ壊れてしまい非常に暑い思いをしました。ダメ元でフィルターを洗い乾かしたら再び涼しくなったのでエアコンフィルターのお手入れは、大事だと思いました。

 

エアコンのお掃除って素人が出来ない場所だと思っていましたが家庭でもフィルター掃除ぐらいはできるんですね?吹き出し口のルーパーなどもホコリが溜まりやすい場所なのでお手入れをしておきましょう。専門業者しかできない場所は、内部のファンです。市販の洗浄スプレーは故障の原因になるのでプロの専門業者にお願いしたほうが安心です。

 

家電量販店やエアコン掃除をお願いすると1万〜2万程、エアコンクリーニングが忙しくなる7月〜8月より前か後の時期外れがベストです。裏のフィルターや吹き出し口がカビで真っ黒というはなしもよく聞きます。数年間放置して小さいお子様や赤ちゃんがいる家庭アレルギーの原因になったということもあります。フィルター掃除は、節電につながるだけでなく衛生面を考えても
大事なこと。台所やキッチンに近い場所に設置したエアコンは油混じりで手強いホコリ汚れ。
業者に任せた方が安心かもしれません。かたく絞った重層水は、手にも優しく汚れもびっくりするぐらい軽い力でとれるので試してみると良いですよ。


夏の電力不足 節電で困ること

2011年東京電力東北電力管内では、15%減の節電を目的に通勤や通学で使うJR山手線でも車内の蛍光灯を消したり空調の温度を上げるなどの対策を行いました。環境省のクール・ビズ(COOL BIZ)が浸透し当時の空調設定は28度だったそうです。

 

 

 

クール・ビズ(COOL BIZ)に対して冬にWARM BIZ(ウォームビズ) を呼びかけていましたがクール・ビズ(COOL BIZ)のように浸透していません。

 

レギンス

WARM BIZ(ウォームビズ)では、防寒対策に「ひざ掛け」「ストール」「毛布」「マフラー」「手袋」「レッグウォーマー」を推奨し窓には、断熱シート、複層ガラス、二重サッシなどの工夫を呼びかけていました。

 

暖かい部屋に家族全員が集まるウォームシェアなどの取り組みを推進していました。6年前のことなので暖冬のイメージでしたが東日本大震災直後の2011年3月〜4月と2011年の11月〜2012年の2月の気温も低く寒冬だったようです。

 

気象庁が発表した震災の年の気温や気候

ヒートテック

2011年(平成23年)の3月から5月にかけての春の気温は(地震が発生した後)は全国的に低温で平均気温も低め。東日本日本海側は降雨量が多く春になっても日照時間が少なかったと発表しています。2011年(平成23年)の6月から8月にかけての夏の気温は高めで梅雨入りも梅雨明けも早く平年以上に猛暑日が多かったと発表しています。、2011年(平成23年)の9月から11月にかけての秋の天候は、降雨量が多く気温が高め。2011年(平成23年)の11月から2012年(平成24年)2月にかけての冬は、低温、多雨、積雪も多く平年より気温が低かったと伝えられました。体感温度や記憶が曖昧で震災直後は社会全体で省エネ・節電を意識できていたのに知らぬまにないがしろになってしまうんですよね。


気温が2度上がると不快指数が一気に上昇

満員電車

当時は、鉄道の設定温度も28度、満員電車で身動きが取れない上、暑苦しく不快な車内は、午前中はなんとか我慢できても普段23度〜26度の空調を25度から28度にしたそうです。気温が2度上がると不快指数は、一気に上昇します。酷暑や猛暑と呼ばれる年には、熱中症問題も心配です。男性は、暑がりで女性は冷え性の人が多く体感には個人差がありますが震災の年だけ「節電」「省エネ」をしても意味がないですし家庭でも「夏」だけ「冬」だけに限定しずに節電を心がけていかなければいけないと思いました。