災害時に役立つポリ袋でおにぎり!パッククッキング

岐阜市で防災運動会

車椅子

災害を想定した防災運動会が各地で行われていますが岐阜市では、2016年に10回目となる防災運動会が行われました。視覚障害者や地元住民が参加し競技は、安全搬送リレーとチーム対抗バケツリレーなどです。昼食は、炊き出し(非常食)を食べ、簡易トイレ誘導体験もされたようです。

 

盲学校での取り組みは、視覚障碍者生活情報センターぎふの職員である棚橋さんが考案されたものです。棚橋さんは、阪神大震災で現地入りしたとき目が見えない人の安否確認の経験から要援護者、支援者、地域住民がいったいとなり防災意識の重要性を認識したそうです。

 

避難所や階段でぽつんとたたずむ障害者の姿を見た棚橋さんは、「誰かに手を貸してほしい」という障害者の声が伝わらない現状を目にしたそうです。目が見えていても災害時は、不安になります。耳が聞こえていてもパニックになります。足が動き手が動く健常者でも混乱します。地域の障害者と健常者との間には、隔たりがあります。しかし顔見知りになることでも障害者の不安を和らげることができるのです。

 

目が見えない障害者は、すべてができないわけではない・・ということばにもはっとしました。目が見えなくても耳が聞こえるからがれきの下敷きになった人の声は聞こえるかもしれない・・実際障害者を伴い救助活動というのは難しいことですが障害者と健常者と区別することなく誰かと話したり誰かの力になり助け合う精神こそが災害時大切になってきます。

 

バリアフリーということばがありますが家族に障害者がいない限り理解できないことも多く防災運動会を通じて皆の意識が高まるのが大事なことだと思いました。

 

避難所で健常者障害者のバリアを失くしたい

 

被災地(避難所生活)では、高齢者乳幼児障害者などの弱者は、優遇されるイメージがありますが、避難所に向かうまでの手助けは必要です。障害者だから全てができないわけではありません。目が見えないから全てを委ねているわけではありません。東海地震は、必ず来ると予想されています。

 

実際私の地域にも1年に1回運動会が開催され間もなく60回目を迎えます。しかし少子高齢化で競技に出場する子どもの数が足らず地区ごとで四苦八苦しています。子どもの数は少ないけど70代80代は、たくさんいます。でも老人の方々は、足腰が悪いから走りたくない・・と運動会に消極的です。毎年(今年こそ運動会を止めよう)という声があがります。「お弁当作るのが大変」という声を受け午前中開催(弁当なし)で行われるようになりました。地域の運動会は、面倒な行事という認識。お休みがあったら家族で遊びに行きたいという声もあります。

 

しかし災害が発生したら小学生も中学生も高校生も20代も30代も40代も50代も60代も高齢の皆さんも障害者も皆がお互いに協力しあわないといけません。職員さんがどうにかしてくれるという問題でもありません。赤ちゃんや保育園児がいるお母さん、皆が顔見知りで名前ぐらいは、知っているという近所や地域のつながりや関係性は大事にしなければいけないなと思いました。

 

障害者が参加する競技を加える競技の中にバケツリレー担架リレーを加える障害者だけでなく高齢者幼児小学校中学校高校と誰もが参加できる運動会が開催できると素晴らしいですよね。


炊き出し訓練に参加

炊き出し訓練

被災経験がない私は、テレビで見る情報しかイメージできていませんでした。地震が来たら地元の小学校まで行って物資を配給してもらうものだと思いこんでいました。東日本大震災で被災された方とお話する機会がありました。

 

阪神淡路大震災・中越地震を経験している日本ですが、実際に地震を経験しないとイメージできないこと想像できないことばかりなのだそうです。東日本大震災の被災女性も自分たちも「避難所に行き物資を配給してもらえると」と思っていたそうです。子どもの手を引き歩いて給水車のある場所まで3キロ歩き2〜3時間待ってお水を配給してもらうといった現状だったようで母親は、とくにご近所の「つながり」が大事だと話しておられました。また小さい子どもがいる場合、家が全壊(半壊)でなかったら避難所に行かない選択肢もあるんだよと話してくださいました。

 

被災経験のないメンバー全員が、「えええ避難所に行かなくてもいいの」と驚いていました。避難所に行く→物資をもらう、避難所に行かない→物資をもらいにいく(これもありなんだそうです)
ただし被災者どうしで「家が壊れていないなら物資だけ取りに来るな」といったことばを言ってくる人もいるそうです。猫や犬を飼っている、小さい子どもがいたら避難所には行けない・・熊本地震では、避難所に行かず車の中で寝泊まりしていた人もいました。また行きたくても定員オーバーで軒下で避難した人も少なくなったようです。

 

災害時に使える!ビニール袋でご飯が炊けるパッククッキング

 

ポリ袋でご飯

 

今回は、鮭わかめご飯を炊きました。市販の非常食を買わなくてもスープのもとなどで簡単に味付けできるのでお米と水とビニール袋があれば安上がりで済みます。

 

ポリ袋でご飯

 

お米と水の量は、半々くらいにしました。無洗米だと洗わなくても良いのですが、実験のため普通のお米を洗わずに炊いた?ものと洗って炊いたものを頂きましたが、味に差はありません。洗わないと「やや芯が立ってる」かんじがしましたが水加減だけだと思いました。お米を洗わずに食べる経験は、初めてでしたが糠臭いわけではないし(自分のイメージ)と実際の味の感想が違うものだと思いました。

 

ポリ袋でご飯

 

日常生活では、箸や皿を使えますが災害時は、箸も皿も使えません。あったとしても洗う場所も米を研ぐ水も無いことが想像できます。米と水とビニール袋・カセットコンロ・カセットガス・発泡スチロールを用意しておけば家族のお腹は、満たせます。東日本大震災で被害に遭われたそうですが、食料物資は、5日後ぐらい届いたそうです。場所や地域や人口・道路状況によっても隔たりはあるようですが、被災女性のお話では、1ヶ月分のお米を補充して置いておくのが理想だそうです。

 



 

我が家は、家族の人数が多いので非常食を購入するよりお米をローリングストックした方が安上がりなのかもしれないと思いました。


1ヶ月でお米は、何キロ必要?

非常食

最近まで米を作っていたので我が家で1ヶ月に使っているお米の量にあまり関心がありませんでした。しかし被災された女性が、1ヶ月分のお米は、ローリングストック(使いながら補充していく)と良いとお話をされたのでいったい何キロ食べていて何キロのお米が必要なのか調べてみました。
我が家は、9人家族ですが1人は、胃瘻のでため点滴で栄養を補給しています。娘は、自炊しているので実質7人家族となります。毎日6合〜7合のお米を炊いています。子どもは、中学生と高校生の男の子です。最近は、婆さんの認知症が進行し満腹中枢がいかれているようで週に4回ディサービスに通っているもののそれ以外の日は、超巨大なおにぎりを私が握って毎日おにぎりをひたすら食べています。笑。旦那は、お弁当持ちですが夜は、晩酌をするので夜は、食べません。1日6合として計算してみました。

 

6合×30日分=180合
お米の10キロ袋で70合分なので10キロ袋が2つ分と5キロ袋1つ分で1ヶ月分になります。うちは、米を作っていたのでお米を買う習慣が無かったのでお米を備蓄する考えがなくて・・非常食を闇雲に購入していました。でも非常食って高いし保存期間も5年ぐらいで切れるし・・2011年の東日本大震災から5年・‥あのこと慌てて買い求めた備蓄食品や飲料水がそろそろ賞味期限を迎えます。これからは、お米を使いながら補充していくという考えのほうが経済的だと思いました。

 

災害時に心配は、やっぱり食べ物

 

 

 

我が家のようにお米をたくさん消費するような家庭では、お米を備蓄食品にするという考えが経済的で正しいのかもしれません。

 

新潟産コシヒカリ、無洗米なら、“いなほんぽ”