9月1日防災の日に自宅の非常食・備蓄品を見直す

9月1日の防災の日に非常食や備蓄品を見直す

災害直後は、電気ガス水道などのライフラインが停止する可能性が高いので非常食の準備をしておきましょう。3日分の飲量水・乾パン・パンの缶詰・アルファ米が便利です。2011年の東日本大震災を機に備蓄品を買い揃え熊本地震のとき確認したら賞味期限が切れていたという話をよくききます。1年に1度の防災の日を備蓄品の見直す日に決めておきましょう。私は、防災の日の9月と東日本大震災の3月に半年ごとの見直しを行っています。

 

東日本大震災被災で被災女性に聞いた子どもがいる家庭で準備したい備蓄品

 

実際に東日本大震災を経験された女性の話によると・・非常食のほかに保存性が高い精米、米を研ぐ水を節約できる無洗米・水とこねてゆでると腹持ちがいいすいとんの材料になる小麦粉、カビが発生しやすい水分が少ないフランスパンも便利です。(保存はききますが水気が少ないのでジャムなどパンにつけるものもあると食べやすいです。)鍋に入れるスライス餅なら熱源の節約になるそうです。

 

被災女性のおすすめは、そば・パスタ・そうめん・うどんなどの麺類。家族が多い家庭や歯が悪い高齢者、小さいこどもでも食べやすい麺類は、保存期間も長く備蓄品に適しているそうです。即席麺やインスタントラーメンは、備蓄品に買い求めるかたも多いのですが賞味期限が短めなのでこまめにチェックして古いものから使い切りましょう。また味のバリエーションは多めにフリカケ各種スープや即席味噌汁も用意しておくと良いそうです。

 

女性のための準備しておきたい防災グッズチェックリスト

 


震度7の大地震!3日〜1週間分の備えをする

1995年1月阪神淡路大震災が起こりました。ビル・マンション・病院・鉄道の全壊・半壊、木造家屋の倒壊・家屋の下敷き・火災・線路から脱線した電車、高速道路から落ちる寸前の観光バス、電車の立ち往生など想像を超える被害状況を伝えるマスコミ。道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話などのライフラインがまったく機能しなくなる様子は、私たちの想像を超えるものでした。

 

非常持出袋備蓄品まとめ

阪神淡路大震災・中越地震・東日本大震災・熊本地震などを経て防災意識も高まってはいますが被災経験がないと「明確」なイメージがわかないのが現状です。支援物資や救助の手がさしのべられるまで5日程度は、かかります。最低限3日分の飲料水と食料を準備し自分の身を自分で守る意識を持ちましょう。家族1人分ずつ非常持ち出し袋を用意しておき一通り必要なものを準備します。耐震性の高い鉄筋マンションなどで暮らす人は、備蓄品を充実させておく、沿岸部など津波の心配がある地域は、非常持出袋を重点的に用意しておきます。

 

被災者の心境変化

 

被災直後は、被災者どうしで協力しあい助け合えます。火事場の馬鹿力やサバイバル能力を発揮し仲間意識や規範意識が自然と生まれます。しかし支援物資が届くようになると規範意識が揺らぎ始め生き残ることが出来たという喜びから不平不満をいうひと、わがままを押し通そうとする人、自己主張を繰り返す人、自己中心的な人があらわれるそうです。

 

極限状態での生活だから仕方がないのかもしれません。実際東日本大震災の被災女性による避難所生活が長引くと、些細なことで口論になり「いびき」「臭い」「場所取り」「ペット」「子どもの声」「騒音」などは、口論の原因になりやすいそうです。また周りの目があることで自由も制限されます。親戚がご飯を一升分炊いたものを避難所に持ってきてくれても周りの目があり・・だからといって全員と分け合えない量だから・・とせっかくいただいたご飯を返してしまった被災者もいたようです

 

 

その後避難所運営をめぐって不満が噴出し心的外傷(PTSD)を発症するひともでてきます。例えば自分が死んだら親が助かったかもしれないと考えるようになったりするのはPTSDの前兆なのです。


緊急時の連絡方法を家族で確認しよう。

家族が離れ離れになったとき電話が通じにくいときの対処法を考える

 

災害は、いつ発生するか分かりません。仕事をしているとき外出している時、子どもが学校に行っている時間など、家族で安否確認できないことも想定して家庭内で話し合いをしておきます。東日本大震災のころは、携帯電話が主流でしたが通信規制が実施されたため安否確認が遅れたそうです。通話規制がされても利用可能なサービスが災害時伝言ダイヤル171で約30秒間録音できます。伝言を聞くだけなら携帯電話やスマートフォン公衆電話からも可能なので名前と無事かどうかの連絡ができます。通話回線がダメージを受けた場合メールやtwitterを利用します。通話ができなくてもメールで送受信が可能なこともあからです。

 

ソフトバンクWi-Fi

 

ライフラインが途絶えてしまうと被災地で得られる情報は限られてきます。いつ何がどうなっているのか?どうしたら良いのか?どこの避難所があいているのか?受け入れてもらえるのか?どこの避難所に行けば物資が調達できるのか?といった情報の乏しさが正常な判断を鈍らせます。いずれにしても日頃からしっかり充電しておきモバイルバッテリーを常備しておきたいですね。

東日本大震災の被災者も情報が入ってこなくなることが1番不安だったとはなしてもられましたいざというときガソリンは、半分以上入れておけば被災地から離れることができる、寒さや暑さをしのげる、被災地から離れ移動することで食料が調達できる店舗にたどりつく可能性が高まる、インターネット回線がつながるWi-Fiサービスが利用できるコンビニにたどりつける・・と仰っていました。


関東大震災の教訓「不意の地震に不断の用意」

東京都中央区に置かれた銅像にはこう記してあります。「大震災 不意の地震に不断の用意」90年以上前に発生した関東大震災(かんとうだいしんさい)。1923年(大正12年)9月1日11時58分、昼時ということもあり火災旋風によって甚大な被害が出ました。東日本大震災は、津波。阪神大震災(1995年1月17日早朝5時46分)は、家屋の下敷きとなる圧死・・

 

地震は、真夏?真冬?早朝?深夜?真昼?さまざまなことを想定して備えておかなければいけません。首都直下地震は、岐阜県とは関係ないや〜津波も海が無いから大丈夫とはいってもディズニーにも行くし海にも行きます。いつどこで何が起こるかわからないのが災害という意識を持たなければいけないのです。

 

関東大震災 1923年9月1日マグニチュード7.9死者行方不明者10万5385人
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 2011年3月11日マグニチュード9.0死者行方不明者2万2010人
阪神淡路大震災(兵庫県南部地震) 1995年1月17日マグニチュード7.3死者行方不明者6437人

 


大手コンビニ無料で無線LAN(Wi-Fi)が利用できるサービスを展開

2011年東日本大震災では、携帯電話がつながりにくくなったことを受け災害時に無料で利用できる非常用電話機(特設公衆電話)を設置したセブンイレブン。2013年には、携帯よりiPhone やスマホが普及しはじめており2016年(平成28年)の普及率は、スマホ72.2%、携帯23.5%で60代の利用者が増加しています。

 

パンやおにぎり・お弁当・お惣菜・野菜・日用品・ペット用品など生活に欠かすことができない豊富な品ぞろえのコンビニで無線LANが無料で利用できるサービスをすすめています。

 

無料wi-fiが使えるのは、セブンイレブンのセブンスポット、ローソンのLAWSON Free Wi-Fi、 ファミマのFamima Wi-Fi が利用できるようになっています。

 

セブンスポット 無料で無線LANサービスが利用できる。新規登録でメールアドレスが必要。1日に3回まで、1回につき60分まで
ローソンフリーWi-Fi 1日に5回まで、1回につき60分まで
ファミマWi-Fi

無料で無線LANサービスが利用できる。新規登録でメールアドレスが必要。
1日に3回まで、1回につき20分まで、wi-fi設置店舗の確認は、店舗検索で。

岐阜県は、ファミマとサークルKが多くサークルKは、ファミマに移行しています。しかしローソンやファミマで店舗検索してみたらwi-Fiができる店舗は、非常に少ないと思いました。田舎だから仕方がありません。2017年現在セブンイレブンの7SPOT(セブンスポット)が多いことが判明。
有事を見据えて大手コンビニも様々な工夫はしていますがWi-Fiに関していえばセブンイレブンが最強です。

実際に、東日本大震災を経験された被災者の女性が、コンビニが停電で使えなくなった、被災地では、お金を持っていても意味を持たない・・お金は、被災地から離れないと使えない。それよりも缶詰や備えがないといけないと話しておられました。


マグニチュード8.7 東海地震による大きな被害が予想される中部地方

非常食

マグニチュード8.7が予想されている東海地震は88%。東南海地震南海地震は、今後30年間の発生確率が70%。東日本大震災も発生確率99%と言われていて実際に起こったことを考えると70%、88%という数字がリアルに心配になります。

 

専門家は、東日本大震災によって地殻変動がありプレートが3つ連動したマグニチュードM9 規模の大地震が起こる可能性もあるようです。地震対策で真っ先に思いつくのが、食べものの心配です。

 

しかし非常食や備蓄食品を準備するだけではいけません。被災経験が低い人ほど自然災害の防災意識が低く独身や既婚者・家族の人数・若い・高齢など年代によっても意識に差があります。土砂災害・台風・大雨・竜巻など自然災害の経験がある方は、無い方では非常用ヘルメットや懐中電灯も選び方が異なります。

 

「田舎だから大丈夫」、「人が少ないからなんとかなる」、「家が密集していないから安全」「山ばかりだから津波の心配がない」といっていては、大切な家族や子どもを守れません。家族大勢で住んでいると、非常食の値段が高いこともあり、備蓄品の量も十分に揃えていない家が多いのだそうです。

 

阪神淡路大震災では8割の人が建物内で圧死しています。住宅の耐震化はすすんでいても家具もテレビも固定していない家庭が多いと思います。薄型テレビが地震で倒れて壊れてしまった被災者の方が、テレビが壊れると心が折れると話しておられました。棚の上に割れるものを置かない、食器棚の位置や茶碗の置き場所を見直すなど家庭でできる防災対策は、山ほどあります。いざ地震が来てからでは遅いのです。できることを今から!!子どもや家族を守るのは、自分なんだという意識が大切です

 


岐阜県の防災ヘリ若鮎3号の内部に潜入

岐阜県の防災ヘリ若鮎3号

 

防災ヘリ(岐阜県若鮎3号)を見学しました。中には担架が入っていました。白十字のマークのリュックがあったので中を見せてもらうことにしました。

 

岐阜県の防災ヘリ若鮎3号

 

意外と細いロープなので驚きました!!

 

岐阜県の防災ヘリ若鮎3号

 

白十字のリュックとロープの入ったリュックは、常備しているもので救急用品など細々としたものが入っていると思っていたら違いました。災害時の物資を運んだり山岳事故での救助が目的なので、医療目的のドクターヘリとは違うのだと思いました。

 

岐阜県の防災ヘリ若鮎3号
ヘリコプターの内部写真です。

 

コックピッドは、こんな感じになっています。
岐阜県の防災ヘリ若鮎3号

 

岐阜県の防災ヘリ若鮎3号

 

 

空のヒーローたち!!大災害が起こらないことを祈りたいところですが自然災害は、いつどの地方で発生するかわからないものです。岐阜県民のために安全に気をつけて頑張っていただきたいと思いました。

首都直下地震が今後30年以内に発生する確率は、70%

内閣府のデーターに寄ると首都直下地震が起こる確率は今後30年間に70%で関東地方を震源域とした直下型地震でマグニチュード7~8クラスと予想がされています。データーを見ながら東日本大震災が99%となっている記述が気になりました。データーは、2012年に内閣府が発表したものですが、2008年の時点でテレビで、東日本大震災(当時は呼び名がついておらず宮城県沖〜といった名前でした)の発生確率は、99%と放送していたのです。

 

2008年に出版された目黒公郎氏の大地震死んではいけない!間違いだらけの「常識」にだまされるな! の中には、三陸沖南部海溝寄り M7.7前後80〜90%、宮城県沖 M7.5前後99%
の記述があります。他には、南関東の地震 M6.7〜7.2程度70%程度、糸魚川―静岡構造線断層帯 M8程度14%、南海トラフ(東海) M8程度87%程度、南海トラフ(東南海) M8.1前後60%程度、南海トラフ(南海) M8.4前後50%程度の記載があり内閣府も同じ数字を公表しているので出処はどこなんだろう?と気になるところですが、研究者の予想通り地震は発生してしまったのです。

 

一度大規模な地震が発生したら人の力では防ぎようがないのかもしれませんが、防災に関する情報は、震災直後は敏感になっているのにだんだん防災意識が薄れている気がします。非常食や水、最低でも3日から1週間程度は、家族が困らないような備蓄に取り組まなければいけないと思いました。自分の身は自分で守るという意識が必要なのかもしれません。