トリアージ訓練、集団災害訓練を体験し防災意識の低さを実感

トリアージ訓練集団、災害訓練を体験しました。

小学校で集団災害訓練が行われました。子どもたちは、防災頭巾で訓練に参加。

 

 

消防隊による「エアテント」の設営救助隊による事故車両からの救助救出訓練負傷者のトリアージ訓練が行われました。

 

 

トリアージ訓練とは?災害訓練の1つで、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定しスムーズに治療を行うシステムを構築していくものです。

 

 

エアテントは、空気を入れ始め3分くらいで設営が終わりました。消防隊員救急隊員?の方の迅速な動きとスムーズで無駄な動き・・カッコ良かったです。エアテントは、テレビで見るより小さい気がしましたが災害時救助を急ぐ患者さんのために必要なものだと実感しました。

 

 

実際小学4年生から6年生の子どもたちは負傷したという設定で、スクールバスや電車バスなどで事故にあったことを想定しての訓練が行われました。

 

 

子どもたちは、どこを負傷したという点と名前電話番号住所を救急隊員に告げスムーズに訓練が行われたのですが、子どもたちを見ていて思ったことは、声が小さいということでした。

 

 

災害現場で自分の名前を告げる自分の症状を伝えるといった状況は、子どもたちには、想定できないかもしれないけど、実際の災害現場で名前を告げる住所を告げる「大きな声で、はっきりと」というのは、重要なことだと思いました。

 

 

 

トリアージ・タッグは、名前住所怪我の部位を記入していきます。黒が死亡赤が重症の患者黄色が2週間程度の入院が必要な骨折などの中等度の患者緑色が、軽症の患者になっています。

 

 

テントの中には、色がついたシートが敷いてあり重症中等度軽症の患者を分けて重症の患者をスムーズに搬送するためのシステムが構築されています。

 

自分の名前自分の住所電話番号を大きな声で伝える!

 

 

 

重症の患者役の中島先生・・このまま救急車に乗っていく姿を見て子どもたちは、なぜか笑っています・・(笑)・・(≧ο≦)

 

 

エアテントを収納するときは、電気掃除機のホースみたいなので・・これまたあっというまにしぼみます。救助隊の方が最後も協力しながらたたんでいました。

 

 

命を救うために何人もの人が動いているということと、災害は、あってほしくないけど学校で訓練をすることで子どもたちに、体験として身についていくと良いと思いました。

 

こんなにすごい訓練は、初めてでした。中学校や高校・地域で行われると役立ちます。参加して良かったです。


中越地震を経験された被災者の声

新潟小千谷市出身のTさんは、小学2年生と保育園年少さんの子どもがいるお母さんです。

2004年に中越地震を経験され当時は、独身だったので「何が何だか」と混乱するばかりでしたが子どもを持つようになってからは、父親は昼間会社に働きに行っている!子どもを守るのは、自分(母親)だと自覚していると仰っていました。私には、被災経験が無いので実感が乏しいのですが実際に近くの建物が倒壊し登下校で通っていた場所の崖が崩れたり普段渡れていた橋が通れなくなるといった光景をまのあたりにした被災経験があるだけに子どもさんへの防災教育もしっかりしておられました。

子どもに伝えたい防災意識

Tさんは、被災経験から防災意識が高く小さい保育園の子にも小学低学年の子にも「自分の名前を大きな声でいるように何回も練習させています。小学生の子には、自分の名前とお父さんお母さんの名前自宅の電話番号そしてお父さんお母さんの電話番号を覚えさせていますよ」と話していらっしゃいました。Tさんは、どの道を通って帰宅してどの道を通って登校するか?その道以外は通らないと約束している、いざ地震が来たときに子どもの安否を確認できないことが不安になるから・・と話しておられました。中越地震では液状化現象で道路が破損し橋が損壊して通れなかったこともあるのでお散歩をしながら建物の倒壊や別ルートを想定しながら話し合ってるいるそうです。

Tさんに比べたら私は、東海地震が来たら困るな〜ぐらいの認識しかないことに気づきました。実際の経験が乏しくさまざまなことが想定できないため防災意識が低い母親だとかんじました。被災された方の話を伺って家庭でも、懐中電灯やヘルメットを準備する「備え」だけでなく「もし地震が来たら」「もし災害が発生したら」どうするどうなるという話し合いを持たなければいけません。

中越地震の被災者だからこそ自分の家族は、自分で守る。自分の子どもは、母親が守るという意識が強いのです。私も家庭で話し合いをしなければいけないと思いました。