断水しているときのトイレの水の流し方

東日本大震災の被災者が語る雨水を溜める

バケツで水を流す

阪神淡路大震災で街は、壊滅状態になりました。東日本大震災では、津波の影響が大きく水の確保が問題となりました。災害に備えて用意しておくと良い水の目安は、1人1日3リットルといわれています。給水車が届くまで3日程度かかるとして1人1日3リットルの水を3日分で9リットル。

 

9リットルを家族の人数分(9人分)我が家では、81リットル必要になります。81リットルを1.5リットルペットボトルで換算すると54本分必要になります。

 

飲料水は、給水車で確保できます。飲み水以外で必要になるのが洗濯や体拭き・洗顔・お手洗いなどの生活用水

 

断水時トイレの水を流す方法

 

普段当たり前に使っている水が生活の中で無くなるイメージは持ちにくいものです。災害時に1番困るのは、トイレが流れない問題です。大便でも小便でも水洗レバーをひねるだけで水が流れ出る日常が、当たり前ではなくなること。断水時にトイレの水を流す方法をご紹介します。

  1. 床が濡れないように新聞を敷き詰めます。
  2. バケツの水を一気に6リットルから8リットル流し入れます。(汚水飛び散りに注意)
  3. 静かに3〜4リットルの水を流し入れます
  4. 排水管に汚物が停滞するのを防ぐために2〜3回は多めに(10リットル)水を流し入れます。

 

 

 

1日の排尿回数(平均)
4回〜8回
災害時、おしっこのたびに流していたらものすごい量の水が必要。排便回数が1日1回として

 

 

飲み水の目安
1人=3リットル×3日分=9リットル
9リットル×人数分=○リットル
○リットル÷1.5=本数

 

トイレ

 

 


災害時に雨水タンクを活用する

おしっこの回数

おしっこの量や頻度(回数)は、家族でも差があるので日常的に誰がどれぐらいトイレに行くのか調べておきましょう。凝固剤は、30個、50個、100個単位なのでどれぐらい買えば良いのか目安になります。

 

トイレ水洗レバー

岩手県や宮城県は壊滅状態になり阪神淡路大震災でも水の確保に苦しむ断水の問題が深刻でした。
東海地震が発生したら、ライフラインが途絶え断水の覚悟はしておかなければいけません。

 

飲料水の備えはもちろんのことしかし実際に飲み水以外に生活用水(風呂・シャワー・トイレ・洗濯・散水・洗い物など)が必要になります。とくにトイレの水は必要不可欠です。自然災害は、いつどんな場所で発生するか誰にも予測ができません。

 

自然環境や地下構造の変化で増える流出の被害

冠水

急速な都市化と地下構造の変化が原因のようで短時間で浸透・流出・土砂崩の被害が出ます。気候変動や自然環境の変化などで想像を超える災害も多発しています。昭和51年(1976年)〜平成元年(1989年)までに1時間の降雨量が50ミリ以上だった発生回数が170回。平成2年から平成11年までの間は193回。平成12年から平成21年の間は220回と発生回数が増加しています。

 

雨水タンクのメリット

 

H26年に「雨水あまみずの利用の推進に関する法律」ができ自治体によっては、費用の一部を助成してもらえる地域があるので確認しておくと良いでしょう。
雨水タンクのメリットは、夏季の散水。集中豪雨で下水道や河川に雨水が集中的に流出しないこと、渇水時や降雨がないときも自立分散型で水資源が確保できること、洗車に使える、庭の水撒き、掃除に使える、緊急災害時水洗便所に使えるなど広い用途があります。

 

1983年の三宅島噴火でも断水に見舞われたときも雨水タンクを設置されている家庭が多く災害時の役割を果たしました。一般家庭では、容量が200〜300リットルの雨水タンクなら安いもので6000円〜1万円ぐらいからあります。大きさの割には、簡単な原理で雨を溜めるだけの入れ物にすぎないのですが、タップ(蛇口)がついているものを選ぶと必要な分の水を使うだけ出すことが出来便利です。イギリスのハーコスター (HARCOSTER)WOTER STOREGE(ウォーターバット)は、カラーが深緑色で庭に設置しても景観とマッチし見た目もオシャレといった声が聞かれます。深緑色なので大きなタンクでも和洋どちらの家にも違和感なく溶け込むと評判です。日本製で安価なコダマ樹脂株式会社のホームダムにはモスグリーンのほかブラウンやグレーもあり形が丸くてカワイイのが特徴です。

 

ホームローリーという黒色の貯水槽タンクは、光を通しにくく藻が生えにくいといったメリットがあります。

 

 

 

 

 

自治体によっては、雨水貯水槽やタンク設置の費用を一部補助金や助成金制度のある地域もあるので事前に確認しておくとよいでしょう。

 


断水したらトイレの水が流せない!!

 

東日本大震災で1番困ったのは、トイレのこと。おしっこの回数を減らさすために水分調整したり便意をガマンしてたら便秘になってしまった・・ガマンは毒ね。


断水したらトイレの水が流せなくなります。避難所のトイレは、階段式になっていて和式便所がほとんどです。足腰膝が悪い高齢者には、かなりの負担になります。全壊や半壊を免れたなら自宅のお手洗いを利用できるのが、1番です。お手洗いの水を流すための水を溜めておくと良いですよね?庭が広ければ雨水タンクを活用されるのが理想です。また雨水タンクを置く場所がない場合、水を使わずにおしっこが固まる凝固剤やビニール袋を用意しておきます。

 

 

仮設トイレは、全部和式。うちの母なんて膝も腰も悪いから和式でしゃがむの大変みたいだった。お年寄りは、みんな大変だったと思う。全壊や半壊を免れたなら避難所ではなく使い慣れた家のお便所を使った方が良いわね。私や母世代は、和式も洋式も使える世代だけど最近は、どこにいっても洋式便所だから・・洋式トイレが使えないことは、想像以上に苦労するのね。便意をもよおしても和式じゃうまくふんばれなくて苦痛だったわ。

 

 

断水したら水を流すことができないことがこんなに苦痛なんて思わなかった。水が通るようになって水洗トイレが使えるようになったとき涙が出たわ。


 

【あす楽対応】【送料無料】 非常用トイレ セルレット 30回分・50回分 簡易トイレ凝固材 【防災用品 防災トイレ 震災トイレ 簡易トイレ 携帯トイレ】

トイレを流すために必要な水の量関連エントリー

携帯簡易用トイレは女性や女の子でも使いやすいの??
災害を想定して安価な簡易トイレを準備するだけでなく、実際に使ったり試しておく。男性には簡単な携帯トイレは、女性でもおしっこを飛び散らすこと無く使えるのか?使いづらくないのか?空腹はガマンできても便意と尿意は我慢出来ない。非常食よりトイレの準備が大事。
被災地で問題になった寝たきり老人の排泄ケア
元気で健康な人も介護をする家族がいる人も知っておきたい緊急災害時のトイレのこと。食事は、1食抜いても我慢できるけど大便や小便が我慢ができない。健康な人、若者、子ども、高齢者、寝たきりや身体障害者あらゆる人を想定してトイレ問題を提起してみた。
雨水利用
雨水