認知症 義母を連れて業務用スーパー

12月に入ってから「婆が業務用スーパーに行きたいって毎日言い続けとる」と困り果てていた爺さん。

日曜日・月曜日・水曜日・木曜日と4日間もディサービスに行くっているので「ディサービスの日だから買い物には、行けないよ」とだましだましここまで来ました。どこかで連れて行かない限りくどくてうるさいので仕方なく連れていくことにしました。

でも義母の買い物の前に私は、早朝五時半から大忙し。お弁当を作り息子をおろして30分かけて下呂に行き1時間かけて高山に行き娘を乗せて1時間半かけ高山から家に戻り・・ようやく婆さんと爺さんを乗せて一時間かけて中津川の業務用スーパーまで行ってきました。夕方は、夕方で再び30分かけて下呂まで息子を迎えにいき床屋につれていき30分かけて帰宅。1日中車を乗り回していました。旦那は、休みなのにいつも通り一日中テレビを見ながら何の協力せず、屑男っぷりを炸裂させていました。(;´Д`)

認知症の義母と業務用スーパーにつれていったら・・案の定・・カゴを持たされるわたしと娘。婆さんの買い物スイッチONです。

業務用スーパーで買った物は、三温糖20袋4000円、肉厚干し椎茸980円、コーヒーキャラメル524円、黒豆1,410円、田作り288円、ミックスチョコレート888円、ミレーフライ532円、柿のたね475円、するめ925円、お餅などを迷いも躊躇もなくカゴに放り込んでいきます。・・合計1万4059円のお買上げ。しかも婆さんの手持ちぢゃ全然お金足りません。仕方なく私が払う羽目に。「砂糖は、やめたほうがいい」って言っても店員さんの前で怒りだすので買わざるを得ないのです。年末なので黒豆・田作り・するめなどを買わなければ年が越せない?みたいな雰囲気どす。作るの私なんですけど・・?

だったらお店に連れて行かなきゃ良いのに!!

そう突っ込まれそうですね。仕方がありません。もし私が読者だったとしたら普通にそう思うでしょう。連れて行かなきゃ連れて行かないで一筋縄でいかないのが認知症の人なのです。認知症になる前の記憶だけはやたらはっきりくっきり覚えているようで年末は、きんぴらと田作りと松前漬けと黒豆と・・お決まりの「年越しのおおかず」がないと年が越せないと強くインプットされているのです。家族の誰も抗えないし簡単に引き下がるような人ではありません。業務用スーパーに・・連れて行かなきゃ連れて行かないでしつこくしつこくくどくどと何時間も「連れていって欲しい」と言い続けるので家族の若干ノイローゼ気味。それにしても・・婆さんが買った三温糖20袋 どうしたらいいものやら途方に暮れている私。婆さんの中では「白砂糖より三温糖が体に良い」という刷り込みがあります。そして三温糖を買うときは20袋まとめて買うと決めているっぽい。

最近・・婆さんの介護疲れのストレスから味がまったくしなくなる味覚障害の症状がでています。おそらく婆さんに対するストレスだと思います。うつやストレスで味がしなくなる、わからなくなるって聞いたことがありますがあれホントみたい。自分でもヤバイよな・・って思っています。

書きながら思い出したのが義母の年末の準備は、終わっていないということ。毎年「荒巻鮭」「昆布」「数の子」「酢だこ」「いか」「かまぼこ」「餅米」を買いに行くんだった。

それから年賀状40枚頼まれたんだった!!でも結局なにも出さないので書き損じハガキとして郵便局に持っていかなければいけないっていうね・・

婆さん認知症だけど、頭の中では「家の中では自分が大将」だって思っているんだろうな。笑。

縁起を担ぐの大好き婆さん

追記:朝になり爺さんが、「婆が栗と甘納豆と上生菓子とろろ芋を買い忘れたから買い物連れてって欲しいって!!」まったく覚えていなくてもいいことばかりやたら覚えていやがる。笑。

昔から婆さんは、縁起を担ぐのが大好き。昔ならではの大晦日やお正月料理にすごくこだわるのです!!でも自分は台所に立たないし一料理も作らないんですよね!「勝栗の栗」「喜ぶの昆布巻き」「小さくてもお頭付きの田んぼを作る田作り」「子孫繁栄の数の子」「細く長くのきんぴらごぼう」「寿留女(するめ)をつかった松前漬け」と「紅白のかまぼこ」お正月のお雑煮、二日目のとろろ汁。うちの伝統的な大晦日やお正月料理。私も子供も元旦も二日の朝も剣道の稽古で早朝から大忙しなんだけどな~~でもこだわりが強いから・・婆さんの気に入るようにやらなければいけないっていうね。もうストレスしか溜まりません。(´Д`) =3 ハゥー

でも・・2017年は、1月1日(日曜日)1月2日(月曜日)1月8日(日曜日)1月9日(月曜日)と休日にディサービスの予定なので非常に嬉しい。ディサービスってお正月も大晦日も関係ないんですよね??いっそのことお金かかってもいいから毎日行って欲しいくらいなんですけど。介護には、終わりがない。休みもない・・ゴールがない・・大晦日もお正月も翻弄されまくる嫁でした。

    2件のコメント

    こんばんは~
    実家母、大学病院での治療終了後に実家近所の療養型病院へ移りました。
    療養病院の何軒か先に、大き目の日用雑貨百貨店(デパートに非ず)がありまして、数回車椅子に乗って買い物に連れて行かされました。
    お店にいる間はご機嫌でしたよ~
    実家でも砂糖・塩は台所から5袋くらいずつ発掘されました。
    買い物の単位が大きいのはタオルや手ぬぐい、懐紙でした。
    どの引き出し開けても懐紙が…懐紙を捨てるだけで引き出しの見通しが良くなりました。
    おせちは作るのが好きだったようで、入院した年のおせちまで作ってました…ただし保存が悪い。
    昔のつもりで暖房を入れない部屋に重箱のまま置いて数日、とか。怪しいおせちに変化するのです…
    おせちのメニューも自分たちの年齢を考えればいいのに、田作りとか歯ごたえのあるものを作ってしまって食べきれないとか。
    手伝いに行って出来上がったものをタッパーへ移して冷蔵庫に入れて帰宅したはずなのに、再加熱してお重箱で寒い部屋に移っておりました。
    思い出すと、わけのわからない台風みたいなものが、家のあちこちで発生している感覚がありまして。
    とろろ芋を筆頭に正月に使い切れなかったものとか、お汁粉(鏡開き?)の時に持たされたり。無駄が多かったです。

    そろそろおせちのタイムスケジュールを練らないと、作り忘れがありそうなので…義母が苦手な人だったので、デパートで買うなら私煮るものぐらいなら作りますって15~6年かな。やっと慣れてきました。
    きんとんはサツマイモが安く変えた時に作って冷凍済み、黒豆はいつ煮ようか、義父が歯ごたえのあるものはダメなので田作りはやめて甘露煮買ってくりゃいいかな、とか、メモを作ってます。
    関東なんで鶏肉・醤油澄まし汁・紅白で人参と大根・小松菜・角焼き餅・正月なので三つ葉と柚子片がお雑煮です。

    ちゃーちゃんさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。なるほど・・いろいろと工夫しだいで乗り切れそうですね。去年認知症とわかったから良いようなものの、その前までは意地悪されてるのかと思っていました。たとえば義弟一家がお正月に遊びに来ても、私たち家族には、ごちそうを食べさせたくないみたいで隠してしまったりハッキリと「○○たちには、お正月のおかずを食べさせたくない」と言われたこともありました・・義弟一家のためだけに豪華おせちの詰め合わせを買ってみたり・・意地悪されてるんだから意地でも食べたくないな~って思いましたもん。上生菓子にしてもおせちにしても買ったものは、味が濃すぎて今の自分たちの口に合わないっていうのもありますが、意地悪も認知症の症状だったのかも?と思ったりしています。

    お買い物につれていけばご満悦なんですよね・・黒豆は、1キロ単位で買ってきました。これを3回位にわけて煮るつもり。お正月前に煮てお正月にも煮て・・ってかんじかな。圧力鍋で煮るのでそんなに大変じゃないのですが・・うちの場合3食運ばなければいけならず、同じおかずを続けて持っていけないのでお正月も休んでいられません。私と義父はかためが好きですが、歯が悪い義母とおじさん用にストーブでことこと煮ます。大家族だと好みも「歯」の状態もみんな違うのでホントしんどいです。(T_T)でも愚痴ってばかりもいられないので頑張りたいです。

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