人工透析をしないという選択肢

透析患者

人工透析を中止し死亡した患者さんのニュース

東京福生市の病院で人工透析をせず40代女性が死亡したというニュースが流れました。透析治療をしない選択をした女性は、亡くなる寸前に透析中止を撤回したものの聞き入れられず亡くなったというものです。

腎不全は、治らない

うちのおじさん(旦那のおじさん=同居家族)も2年前から透析療法を続けています。透析をする前は、急性腎不全(か慢性腎不全)で、おしっこが出ない、熱が下がらないなど状態が続いていました。状態があまり良くなかったせいか、医師は、透析についての説明をしてくださいました。「腎不全は「治らない」こと」「シャントは詰まる可能性があること(すぐ詰まる人もいれば十年以上詰まらない人もいる)」「シャントの手術費用が数十万円かかること(身体障害者手帳を交付し手術費用は家族にはかからないようになっている」「透析治療にかかるお金」あらゆることを説明してくださいました。

透析患者

人工透析、医師の決定権

透析治療は、国の助成金を使います。しかしおじさんは、すでに身体障害者手帳2級でした。だから「公費で診てもらえる」と思いながら医師の説明を聞いていました。国の公費を使い透析治療をするので障害者本人(透析患者本人)の負担は、少なくて済みます。私は、うっすら何得で?治療をするのだろう?と思っていました。医師は、細かく説明をしたものの決定権は、本人の意思が尊重されるように感じました。本人の年齢や既往歴、過去の状態など総合的な説明をされたという印象でした。

透析前は、状態が悪かったため「シャントを作ることも、透析にも反対」と伝えられました。福生の医師のように医師主導というより、先生の意見として聞き入れ家族で相談し本人に透析をすることを伝えました。

シャントは詰まるもの

シャントは、詰まる可能性があるためそのたびに新たにシャントを作らなければいけなくなります。シャントが詰まった時点で透析中止となるため1ヶ月以内には亡くなることを意味します。本人には、「シャントが詰まった時点で2回目には手術をしない」と伝えました。シャントはすぐ詰まる人もいれば詰まらない人もいます。

しかし大方の予想を裏切り2年間シャントは詰まることなく本人は元気過ぎる日々を過ごして来ました。S病院からM病院に転院し透析療養を続けています周りの患者さんに比べて驚くほど元気です。

退院して家に帰ってくるとわがまま放題の食事をするため、私は「公費で透析治療をしているのだから、好き放題の食事を摂らないように諭しても聞き入れてはもらえませんでした。うちのおじさんの場合、社会性が極端に欠如しているせいか1日おきの透析治療に通うための送迎にかかる時間やお金のことなど、何も考えてはいないようでした。正直私にとっては、旦那でもないし旦那の親でもないし、「なんで私が負担しなければいけないの」という思いしかなかったです。でも本人は、「透析しないと死んでしまう」とのんきにいったりするのです。

人工透析にかかる費用

人工透析にかかる費用は1ヶ月で40万円ほどです。透析をするためのシャントの費用もそれぐらいです。ただし制度を利用するため自己負担額は、ほとんど発生しません。例えば、おじさんの場合、1ヶ月、26日間入院をして4日間は退院+通院で2万円から3万円ほどでしたが内訳は、毎日の食事(3食)や洗濯などです。新しく転院した病院は、10万円弱かかる月もあります。

人工透析をしないという選択肢

医師の説明の仕方によっては、本人は「死ねと言っているのか」と憤慨したくなる気持ちも理解できます。患者を取り巻く家族や関係性によっては、人工透析をする、しないの選択肢は、難しいものです。うちのおじさんの場合、わがままで社会性が欠如していることもあり、透析治療をしているのに、隠れて暴飲暴食をしている様子をみると自業自得、と思ってしまいます。炎上覚悟で書くと人工透析をしていても、本人が無自覚なので私自身は、透析患者に良いイメージがありません。

透析患者はわがままな人が多い

医療関係の友人に透析患者はわがままな人が多い、「おかしい人多い」、「要求が多い」、「看護師に高圧的」、「気難しい」、「がんこ」、「一癖ある」、「面倒な人多い」、「自立している場合、食事も水分も制限しない」「言われたことを守らない」といっていたのもうなづけます。うちのおじさん入院中、部屋を変えてくれだの、ひげを剃ってくれだの要求がすごかったみたいです。家族にむかっておしっこが入った袋を投げてきたこともありますw

うちのおじさんの場合、若い頃からの不摂生も原因なこともあり「人工透析の費用が公費ではなく全額自己負担だったら、この人はどうするのだろう??」と思うこともしばしばです。全額あるいは半額負担だったとしても、ほとんどの人は、医療費がかかりすぎ生きていけません。でもどうなんだろう??透析患者は生きているだけで1年間に500万円弱かかります。500万円は、みんなが汗水して働いた税金から支払われているんですよね。

一度始めたら一生やめられない人工透析、実際に透析をしている人側からの考え。家族が透析をしている人の考え(や意見)、医師の説明、うちのおじさんは、人間的に問題があるため私自身は、透析に関して否定的な気持ちしか持てないです。

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
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