義母の洗濯場を片付ける
認知症の義母の洗濯場コーナーを片付けた記録を綴っています。
2017年当時のブログを2021年に書き直しているのですが、改めて生前整理は難しいと実感しています。たとえ認知症で寝たきりであっても、やっぱり生きているうちは処分しにくいですし嫁は自分の思い通りにならないものです。
生前整理は難しい
段ボールには、義母の野良着が入っていました。


もう歩けないから野良着捨てようか・・

でも、もしかして歩けるようになるかもしれんから・・
そういわれると・・嫁の分際で強くは言えません。結局婆さんが野良着を着て畑仕事をすることは一度も無かったんですよね。
畑仕事が趣味みたいな人でしたが週に3回ディサービスに通うようになると、生活リズムがディサービスに行って帰ってくるの繰り返しになるので畑仕事に行くことはありませんでした。生前整理は、難しいものの、やっぱり生きる希望や本人の好きなものは捨てにくいというのがあります。
段ボールから洗濯カゴに入れ替える
生前整理が難しいと思ったので、段ボールから洗濯カゴに入れ替えてみました。少し見た目を整えるだけでも気持ちが良いものです。散らかっていた洗剤を一カ所にまとめて。


洗剤が、こんなにあるのは義母が次々と生協で注文していたから。
亡くなってから、洗剤1年分、歯磨き粉1年分、石鹸が5年分ぐらい出てきました。亡くなってから4年以上経つのに、まだ使い切っていないですから。笑。天国からの贈り物だと思っています。
義母の運動靴を麦わら帽子を処分する
義母の運動靴や麦わら帽子も出てきました。

この汚い運動靴 婆さん使ってるんだっけ?


もしかして・・また畑にいけるようになるかもしれないから。
この・・会話・・1週間前にも繰り返したんですよね。爺さんにも葛藤があるのでしょうね。
生前整理は、無理強いもできないし、爺さんの気持ちに合わせて・・と思っていたら突然・・

やっぱり捨てる・・
実際に介護をしていると義母が回復するとは思えないですし歩くことは出来ても畑仕事をするほど体力が戻るのは難しいだろうと判断したでしょう。
ゴミの分別コーナーを片付ける
婆さん(義母)の洗濯コーナーの横は我が家のゴミの分別コーナーです。2017年当時の写真ですが・・むちゃくちゃ散らかっています!!

ゴミの分別コーナーは、爺さんが昔の家で使っていた廃材を使って作った場所です。棚の上にあったものをおろして整えます。

分別しやすいようにラミネートでラミネートで作ってみましたよ。

以前は、四方八方にゴミを置いていたのでスペースが広がりました。

写真だとわかりにくいのですが3枚分の板を2枚分にしたのでスッキリしました。爺さんとオジサンに「台があるとついつい物を置くから汚くなるから、そこんとこよろしく」と釘をさしておきました。
お勝手口からは、スチール缶やアルミ缶、ペットボトルを放り投げれるように配置しましたよ。
得意なごみ箱シュート!

特技はゴミ箱シュートです。

割れ物は、投げれない場所に設置しました。(当たり前かw)
生前整理の進め方
今は、もう亡くなりましたが寝たきりでも生きているうちは捨てにくいものでした。どちらかが生きていると、思い出も込みで捨てられないのです。進め方の秘訣は捨てることを強制しない。強引に推し進めないことです。
一旦、捨てないと言っていても次に捨てると判断したら、捨てればいいので猶予期間を設けるとスムーズです。
昭和の物が無い時代を生きてきた世代にとって、物を捨てるのは私たち世代以上に大きなことなんですね。会話をしながらすすめていけば話しながら納得して心にカタを付けられる気がしますよ。
先日コメントさせて頂いたりおです。
そうなんですよ。うちの母もです!
取り繕います。施設に入ってもう3年目。
家事など一切してないのに料理を作っているような事を言います。過去と現在がわからなくなっているのでしょうね。
りおさん、こんにちは!先日に引き続きコメントありがとうございます。とてもうれしいです。やはりお母様も取り繕われるんですね。過去と現在がわからなくなっているというのもすごく理解できます。本人は、悪気とか一切なくて自分では出来ているしっかりしていると思っているしまさか認知症だなんて思ってないんですよね。私は、そんな義母からしたらまだまだ足りない嫁みたいで昔のやり方をいちいち教えられたりしています。テキトーに受け流していますが老いては子に従えと言いますが・・老いたら老婆に従わなければいけない現状っていうね。笑。O(≧∇≦)O
おはようございます~
義父は老人用マンションにおります。
1Fの隅に診療所があって、診察に付き添ったとき、そこの先生曰く。
「介護認定とか、みんな見栄っ張りだから、全自分でできますって言うよ~」って。
ああ、そうなんだ…みんなそう言うのか。
みんなそう言う、が最初にわかったので、
お医者さんと意見が合わない、病院を変える、というときは…何か指摘されたのかな…
ってちょっと構えることができました。
義実家・実家、全員そんな感じなので、人間ってそういうものなのかも。
「大丈夫だから構うな」(実母の言葉)って母ちゃんが言い出したら本当にヤバいから、家の中の様子確かめてお医者さんね、ってウチの娘に言い含めております。
ちゃーちゃんさん いつもコメントありがとうございます。お義父さま、診療所付きの老人マンションなら安心ですね。
>「介護認定とか、みんな見栄っ張りだから、全自分でできますって言うよ~」って。
なるほどですね・・認知症の人にかぎらず高齢者にもプライドがあるし出来るって答えてしまうのも理解できる気がしてきました。
義母を認知症と診断した脳神経科の先生は、本人がいるのに「ボケてる人ほどしっかり対応するよ」と言っていたのでそのときは、ギクっとしました。本人には、脳梗塞の後遺症を調べに行くと言っていたので先生が「ボケボケ」いうのであわてました。笑。たしかに元気でも元気じゃなくても大丈夫って心配されると大丈夫じゃなくても大丈夫って答えてしまうこともありますよねぇ。認知症介護1年生・・勉強になることばかりです。