認知症の義母のタンスを片付ける(衣類のお片付け)

私は、片付けられない女です。片付けられない女でした。すぐに散らかしてしまうし溢れるような物に囲まれて生きてきました。お片付けや掃除にはまっても一過性で終わることが多かったです。5年前に「人生がときめく片づけの魔法」を読んだとき私は、物を捨てまくりました。だけどそれは「はしか」や「流行」で自分の「ブーム」が去ったあとは、汚部屋に住み続けていました。「私ってだらしない女なんだわ」掃除が苦手なタイプなのだと諦めていました。

あの頃と違うのは、「自分で捨てる・捨てないの判断ができるようになったこと」「捨てた後の後悔がないこと」「写真に残すことで掃除や片付けの楽しさを覚えたこと」です。掃除で部屋を整えていくことは、嫌で面倒なものではなくなりました。しだいに家族も変わってきました。とくに爺さん(義父)は、78歳にして「終活&お片付け」の波に乗ったようです。空前の「捨てブーム」。最近では、勿体ないんじゃない??そんなに勢いよく捨てて!と私が躊躇するくらい勢いづいています。笑。

世の中のお年寄りは、捨てられない人が多いと聞きます。実家も死んだ時、若い人に迷惑がかかるんだろうな?と思うものがすごく多いです。親には、長生きをしてほしいけれど生前整理のことは言い出しにくいです。「若い人が勝手に捨てお年寄りが怒ってしまった」とか「物を捨てろといわれて親が逆ギレ」とか実の親子だとよけいに衝突しやすいようです。高齢になるにつれ「死」は近くなります。実家の片付けは、後回しで良いかな。それよりも今は、義母の部屋の片付けです。

古いタンスをお片付けするために中身を片付ける

義母の部屋には、引き出しが多く全部の引き出しに衣類が詰め込まれています。無造作に入っているので義母も探し出せないし介護をする私自身困ります。何度か入院もしているので、そのたびにどこに何が入っているかわからず新しく買ったこともありました。今回衣類の数も把握できたので「もしもの入院」のためにも慌てずに済みます。今回は、古いタンスをお片付けするという目的があったので、中身の整理整頓するためには、タンスをカラにしなければいけません。

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無造作に放り込まれています。認知症の影響なのか??アンモニア臭や大便臭そして嘔吐物がくっついた衣類も放り込まれていました。(;´Д`)しばらく、鼻をしかめながら作業をこなしました。

片付けられない

 

認知症の人の中には、「大便を隠す」人もいるようです。義母の場合は、大便で汚れても嘔吐してもそのあとどうしたら良いのかわからないだけなんだと思います。大便を壁や畳にすりつける、こたつに隠すとかも今のところはありませんが・・この先は、どうかな??年齢は、75歳。プライドの高さも75歳。だけど行動と言動は、2歳児。プライドは、高いから自尊心だけを傷つけないように接しています。大人だからできて当たり前のことや、今までできていたことができなくなります。できたとしても不十分で周りの手助けが必要。

認知症の人の部屋の片付け

義母がディサービスに行くタイミングとゴミの日が一緒という素晴らしい偶然。しかしゴミ収集車が来るまでに見分けて仕分けて大忙しです。

捨てる捨てないの判断基準を決める

義母の場合、他のタンスにも衣類が放り込まれていたので絶対数を減らすことからはじめました。捨てる捨てないの判断基準を決めると片付けやすいです。新しいもの未開封のものを残す。よく使っているものを残すようにしました。捨てるものは、ブカブカに大きいズボン。ゴムが緩んだズボン。丈が長過ぎる上着です。

 

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とりあえず、あっちこっちに移動しましたが、大量にお片付けしました。理想は、引き出し1つにおさまってしまう量です。私なんかより全然、衣装持ちでした。たくさん持っていても着ないものや見かけたことが無い衣服もたくさんありました。たくさん持っていても結局着ないので宝の持ち腐れです。お友達からのいただきものなのかオシャレな服も入っていました。私は、捨てられない女だけど義母は、私の上を行きます。

パンツは、全部捨てました

義母は、昔から下着の上に下着を重ねるパンツ2枚重ね履きが習慣だったので下着もたくさんありました。認知症の介護をされている方のブログで認知症の親がパンツの上からオムツを付けてしまったという記事を書いておられました。義母も過去にそういうことがあったのでパンツは、全部捨てました。

パンツ

おむつを使い終わる頃になると「そろそろパンツに戻しても良いかな」と聞いてきます。大便を漏らしたこともお尻がうんこだらけになったことも全部「無かったことに」なっています。笑。「お母さん、ほとんど失敗ないけど1年に1回くらい出ちゃうから(本当は、もっと多いw)お守りと思って付けておいたほうが安心だね!!おむつがあれば大事なズボンを汚さずに済むから良いよね」「そういえば認知症の人で紙おむつつけないって頑固な人がおるらしいよ」「お義母さんは、ちゃんとつけてくれるからすごく有難いよ!」と褒めまくってつけてもらっています。優しく接しないと仕方ないんです・・自分の介護の負担を減らすためには、おだてておだてて接するのがベストです。

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
    岐阜県田舎村在住ブログ歴15年のブロガー。押入れを改造したパソコン部屋が私の仕事場♪当ブログは2016年8月に開設。 整理整頓が苦手で片付けられないまま一生終えそうだったけど、家族の葬儀をきっかけに、暮らしを整えるようになりました。カメラ、食べ歩き、ウォーキング、ラコニック手帳を愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ