周囲に同情されたい病気 ミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)

救急車
こんにちは!西ちゃん(プロフィールはコチラ)です。

子どもの剣道大会があり団体戦個人戦ともに優勝♪夜は打ち上げ♪50歳の誕生日を前に私は前夜祭のように気分が高揚していました。

我が家では珍しくない救急搬送・・

消費税増税前にかかりつけ医で薬をもらい日用品を購入しガソリンを満タンにして灯油を入れようと段取りを考えていたら・・

オジサン(透析)が入院している病院から「今からN病院に救急搬送します。ご家族もすぐに病院に向かってください」と電話がかかってきました。

救急車
西ちゃん

病院から電話がかかってきたけど、どうしよう今、下呂にいるんだよ

爺さん

救急搬送された後、検査の待ち時間があるから用事を済ませてから行けば良い

自分の薬をもらいガソリンを満タンにしてから逆方向の病院へと向かうことにしました。

救急搬送は珍しい話ではなく、たびたび救急車のお世話になっているので、家族も割と慣れています。スタンドでお金を支払うと洗車サービスの当たり券が出ました♪1500円分の当たり券です。「誕生日で良いことあるわ!」とオジサンより当たり券!

当たり券
西ちゃん

過去に何度も救急搬送されているオジサン、直後にケロっとしているので内心「またか」と思いながら「もしかして万が一のこともあるかも」と車を走らせましたよ。

嘘つきで大袈裟、虚言癖とも違う

病院に到着するとオジサンは、救急室のベッドに横たわっていました。弱々しい声で「9月に入ってから何も食べ物を食べていない」と言いはじめました。

でも私は、8月31日、9月16日、9月25日と病院で顔を見たときは元気だったんですよ。

9月25日に透析の先生と直接お話をしたばかりでしたし、わざと「9月のいつから?」と突っ込むと「9月下旬ずっ~~と何も食べてない」と言い直しました。オジサンは嘘付きなのです。虚言癖というか大袈裟なのです。

検査をしても異常が見つからないミュンヒハウゼン症候群

救急搬送先のN病院でCTをとり検査をしてもらったところ「検査の数値も平均値。腸も問題なく炎症反応も出ていない」と医師から説明があり点滴も途中ではずされました。

CT

元の病院に戻って普通どおりの生活をしてください。食事も召し上がっていただいて大丈夫です。腸内もキレイ、痛いのは過敏に反応しているだけ」と説明を受け再び元の病院に向かいました。

行きは救急車に乗っていけますが帰りは自分の車で戻らないといけないんですね。

病院に戻るとのスタッフの皆さんが目を丸くして「ええええ?戻ってこれたの?」と驚かれました。

3時間前に救急車に乗せられ3時間後に笑顔で「ただいま」と言っているので周りは、唖然としていました。

看護師さんに「ただいま」とノンキに言っているのを聞いて、振り回された気分になりましたよ。

過去に何度も同じようなことがありました。今の病院に変わり、半年の間に2回目です。

西ちゃん

もしかしてミュンヒハウゼン症候群?


胃にチューブを挿して24時間点滴をしていたこと、何度も繰り返す腸閉塞、足先に血が通わなくなり両脚切断しなければいけないと言っていた主治医の説明は何だったのだろう?医師や看護師に診てもらう中で、こんなに身体症状があらわれるものなのだろうか?

病は気からとうけど思い込みや嘘を通り越しており疑念より疑問が増します

病院に入りたくて演技をする、でも仮病では無い

私が嫁に来た頃、オジサンの親であるばあちゃんの口癖は「ぼうは、(←おじさんのこと)八ヶ月児(やつきご)だから体が弱い」でした。八ヶ月児(やつきご)というのは、早く産まれてしまう赤ちゃんのことです。

嫁の私から見ても(末っ子のせいか)過保護な甘えん坊でワガママ、社会性が欠如していました。

病院に入りたい、病院が大好き」という印象です。病院に入りたくて演技をしているように見えました。でも仮病とも違う気がするんですよね。

診察券

土日祝日に救急搬送

オジサンが症状を訴えるのは、毎回土日祝日。家から病院への救急搬送されるときは死にそうな表情を見せるのに点滴が終わると「その日のうちに家に戻されることが多かったです。

でもドクターによっては、検査をしてみましょう!となるとオジサンは妙に浮足立ってテンション上げ上げなのです。

でも検査しても何も原因が見つからないんdすよね。毎回、救急搬送されるまでは数時間前まで死にそうな顔をしているのに、病院に行くとケロっとした顔をしているのです。

家族としても「何なの?」と思うことが多かったように思います。

周りから注目を集めたい、構ってほしい構ってちゃん

オジサンを見ていると「周りから注目されたい」「構ってほしいかまってちゃん」「他人から心配されたい病」「病気になって周りに心配されたい」ように見えます。

知人に「構って欲しいかまってちゃん」ラインの返信が遅れると激しく怒り狂う超面倒くさい人がいます。幼少期の家庭環境が複雑で母親の愛情不足で大人になりきれていないところがあるのです。

こういうのは養育環境も影響しているのかもしれません。

オジサンの養育環境は、過剰に過保護。でも幼児期の満たされなかった愛情を満たすためにミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)の症状があらわれるとしたら合点がいきます。

ただ透析治療を続けているので、壮大な嘘をついているのか不明ですが。

甘えん坊で依存心が強く周りに同情されたい、チヤホヤされたい、周りを巻き込みたい、悲劇のヒロインを演じている、オオカミ少年みたいに。少年ではないので狼中年ですけど。w

医師や看護師、家族に大切にされる疾病利得(病気利得)

ミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)のことをホラ吹き男爵症候群と呼びます。医学書には、ホラ吹き男爵症候群ではなくミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)と記載されています。

オジサンは、人生の大半病院で過ごしているため、あちこちの病院に入院経験があります。多くの先生に診てもらっています。

病人にしては、元気なのでエレベーターで4階から1階の売店まで行き食べ物を買いまくっています。透析患者なのに隠れて暴飲暴食。

私たち家族にも病院のスタッフさんにも平気で、嘘をつきます。

ホラ吹き症候群の患者は、病状を大袈裟に振る舞うことで医師や看護師に同情されたり大切にされるという疾病利得(しっぺいりとく)病気利得(びょうきりとく)を得たいがために本人の意思とは無関係に強く症状だけが強くあらわれるといいます。

西ちゃん

ホラ吹き症候群の症状 オジサンに当てはまりすぎてる!

ホラ吹き男爵症候群、ミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)の診療科

ホラ吹き男爵症候群=ミュンヒハウゼン症候群(虚偽性障害)

ミュンヒハウゼン症候群は虚偽性障害(きょぎせいしょうがい)とも呼ばれ診療科は、精神疾患なので精神神経科、神経科です。患者の比率は男性より女性が多く、慢性型ミュンヒハウゼン症候群は、男性に多いようです。仮病とは違い、本人の意思とは裏腹に身体症状があらわれます。詐病(さびょう)仮病で誰かを騙す意思はなくわざとではありません。でも気づかない限り医療関係者や家族は死ぬまで本人の虚偽性障害に振り回されることになります。

wikiより。

DSM-IVの医学分類では、心理的症状が優勢な虚偽性障害と身体的症状が優勢な虚偽性障害に二分される。

「心理的徴候と症状が優勢なもの」(DSM-IV:300.16)

あらゆる同情をひくことができる精神病でおこりうる。精神疾患を疑わせる症状の意図的産出若しくは偽装をする。
「身体的徴候と症状が優勢なもの」(DSM-IV:300.19)

腫瘍、なかなか治らない傷、痛み、低血糖、貧血、出血、けいれん、めまい、失神、嘔吐、下痢、原因不明の発熱などの症状を訴える事が多い。身体的症状が優勢な虚偽性障害の内、特に重症で慢性のものをミュンヒハウゼン症候群と呼ぶ。
「心理的および身体的徴候と症状を併せ持つもの」(DSM-IV:300.19)

心理的、身体的双方共に症状を訴えるがどちらが優勢か区別できないものである。分類上は、「身体的徴候と症状が優勢なもの」と同じに扱われる。

本当にミュンヒハウゼン症候郡なのか?

オジサンは精神科で診てもらったわけではないので憶測だけで記事を書いていますがオジサンが緊急搬送されるたびに「また?」「かまってちゃん病?」「オオカミ少年みたい」です。病院に行くと速攻で治るので虚言癖無のかな~と思います。ミュンヒハウゼン症候郡は、虚偽性障害(精神障害)の1つで作為症と診断名が表記されます。

西ちゃん

自分の意思とは無関係に発熱したり痛みがあらわれたりするんですよね?なんだか恐ろしい病気ですね。

普通は病気で入院しても早く家に帰りたい殆どの人が思います。私から見るとオジサンは病院が大好き。病気で入院したいと思っているような気がしてなりません。

人の性格は十人十色

人の性格は十人十色です。成長と発達の段階で前向きで朗らかな性格、几帳面で神経質な性格、怒りっぽい人など個性が作られていきます。ミュンヒハウゼン症候群の名前は、嘘の男爵(ほらふき男爵)として知られる「ミュンヒハウゼン男爵」から来ています。

ミュンヒハウゼン男爵は、実在の人物でフルネームは「ミュンヒハウゼン男爵カール・フリードリヒ・ヒエロニュムス(Karl Friedrich Hieronymus Freiherr von Münchhausen)」(1720年5月11日~1797年2月22日)。晩年ミュンヒハウゼン男爵は、フィクションを交えた体験談は奇想天外で面白おかしいものでした。大袈裟なほら話をする男爵は「ほらふき男爵」と呼ばれユーモラスな話しぶりで人々を魅了しました。ミュンヒハウゼン症候群は、周囲から同情を引こうとして病気を装う精神疾患です。

病院を転々とするドクターショッピング

オジサンもA病院、B病院、C病院と病院を転々としています。セカンドオピニオンを求めるというよりドクターショッピングみたいなものです。

そして自らの意思ではなく病院からの(指示で)転院をしています。家族からすると「たらい回し」と思っていましたが本人が症状を訴えるから原因を調べる→原因が分からないから大きな病院で調べ直す→結果原因不明で何も分からず症状が改善しないことが多かったので過去の転院も合点がいくというかミュンヒハウゼン症候郡によるものか分かりません。

頭が痛い、お腹が痛い、熱が引かない、これらは調べても原因がわからないのは「病は気から」というように精神症状が身体症状になってあらわれているのでしょうかね??

ワガママな要求をするおじさん

看護師さんの話では、おじさんは病院生活が長いので病院の主みたいになっていてワガママな要求をするそうです。

窓際のベッドにして欲しいとかヒゲを剃ってほしいとか(手には全然障害がありません)透析患者は、病院にとってはメリットがあるのか?

普通なら自宅に帰って欲しい患者だと思いますが家でも我儘放題なので帰ってこられると家族は大迷惑なんです。話していても自己中発言ばかりですからね。医療現場も巻き込みつつ虚言とも違いますが身体症状があらわれる病気、もしかしたら本当にソレななのかなと書きながら思いました。

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
    岐阜県田舎村在住ブログ歴15年のブロガー。押入れを改造したパソコン部屋が私の仕事場♪当ブログは2016年8月に開設。 整理整頓が苦手で片付けられないまま一生終えそうだったけど、家族の葬儀をきっかけに、暮らしを整えるようになりました。カメラ、食べ歩き、ウォーキング、ラコニック手帳を愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ