自由国民社より「東京の懐かしくて新しい暮らし 365日」の新刊をお送りいただきました。
ヨッセンスクールのヨスさんが「東京近郊にお住まいのかた」の「地域ブログを書いてる人は写真の撮り方や文章の書き方の参考になる本ですよ」・・とおっしゃっていてとても気になっていたのです。東京に行くのは数年に一度の田舎者ですが・・・・・と手を上げ本を送っていただいたのです。
目次
著者は、地域ブログ 「東京散歩ぽ」の 中川よしこさんと中川マナブさん
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日 巡りゆく日々の中で見つけたとびきりのお気に入りたちの著者は東京散歩ぽの 中川よしこさんと中川マナブさん。
地域から愛される情報発信
東京散歩ぽの中川マナブさんといえば地域ブロガーで有名なかたです。ヨッセンスクールの過去スレッドを探したら2018年に地域ブログの特別講師をされていました。当時の私は、田舎には映えるものが何一つ無い!発信するネタは何も無いと自分が地域ブログを立ち上げるなんて思いもしませんでしたが地域ブログを立ち上げてから特別講義を読み返すとめちゃくちゃ濃くてビックリです!
地域ブログを運営しながら本を出版するってスゴイ!
紙の本とwebで公開されているブログは、別のものですが根底にあるのは、地域から愛される情報を発信していることです。
地域ブログを運営している私にとって学ぶべきヒントがいくつも見つかった1冊なのでご紹介させていただきます。私の地域ブログは、コチラです→(びっくり なかつがわ)
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日の好きなところ・・
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日 は、東京を知ってる人なら誰でも楽しめる1冊です。出版は、「新語・流行語大賞」でおなじみの自由国民社。本のページ数は、368ページ。本の大きさ、厚みはこんなかんじ。
目次はありません、好きなところから気楽に開いて読むことができます。
① 好きなページから読める
気まぐれに好きなページから読めるのが、この本のいいところ。日めくりカレンダーのように直感でパッと広げて読むのが楽しいです。スイーツやパン、鳥居、夜の街、新しい建物、気分に合わせて読みすすめられます。
1ページ1ページが短く活字が苦手な人でも読みやすいです!本が届いたとき真っ先に開いたのが発売日の6月13日のページ。見開きの右側は、6月14日のページでOMOレンジャーを撮影した奥野大児さんの名前が掲載されていました!
うわ~~奥野大児さんの名前!
発売日の6月13日にも何かしら意味がありそう♪
自分の誕生日に何が書いてあるんだろう?と開いてみるのも楽しいものです。
私の誕生日は、長月30日(9月30日)開いてみたら、レインボーブリッジと屋形船で橋好き、船好きとしては勝手に運命を感じました。屋形船とレインボーブリッジを一緒に撮るのってスゴくないですか?素敵な写真ばかりなので写真好きな人も楽しめますよ♪♪
② 旧暦の月名になっている
旧暦の別名(和名)で表示されています。
1月(睦月) 2月(如月) 3月(弥生) 4月(卯月) 5月(皐月) 6月(水無月) 7月(文月) 8月(葉月) 9月(長月)10月(神無月) 11月(霜月) 12月(師走)
東京の「懐かしい」をテーマにした本だから月名も如月や弥生になっているのです。旧暦で書いているから感じる季節感、行事や歳時記、文化、建物と紐付けられた文章が心地良いのです。
夏の大江戸花火まつり、師走だったら年末のアメ横、お正月の福袋と季節とリンクしています。
地域ブログでも季節感を意識することで魅力を最大限に引き出せそうだなと・・気付きがありました。
③ ただの観光案内ブックじゃない!
結婚前までバスガイドを10年近くやっていたのでバスガイド教本、パンフレット、案内看板、旅行雑誌などで情報収集は、癖みたいなものです・・
その土地ならではの小ネタは楽しいよね。
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日 巡りゆく日々の中で見つけたとびきりのお気に入りたちは、場所や景色の説明など「よく見る観光案内ブック」ではありません。
私が一番惹かれたところは、そこです!!東京観光しようとしている人も、東京に住んでいる人も東京に住んでいない人も行きたくなるのが、この本の魅力です。
④ 著者が心揺さぶられた場所や景色にスポットがあたっている
著者が心を揺さぶられた場所、景色にスポットがあたっています。だからどのページを開いても胸熱!自分が心揺さぶられたものに対して読者目線で書く!これってすごく大事なことですもんね。
⑤ 足で歩いて集めた胸熱情報
中川マナブさんと中川よしこさんが実際に足で歩いて集めた地域の胸熱情報。私みたいに東京を断片的にしか知らない人でも1ページ1ページ見ると「ああコレ知ってる!」「テレビで見たことある」「聞いたことある」という場所が必ず見つかります。
東京に住んでいる人も東京を知らない人も、行ってみたい場所が見つかる何度も読み直したくなる1冊です。
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日は、こんな人にオススメ
東京の懐かしくて新しい暮らし 365日は、以下が好きな人におすすめ。
- レトロなものが好き
- 写真を撮るのが好き
- 野鳥が好き
- 散策するのが好き
- 歴史が好き
- カフェが好き
全部当てはまる
ブログ運営のヒントが見つかる
ブログ運営しているとネタ切れしませんか?私は、「何を書いたら良いか分からない病」に襲われます。でもネタ切れしたときこそ、東京の懐かしくて新しい暮らし365日の出番です。
「今日のページ」を開きます。4月だったら、卯月のページ。日々の暮らしていると季節を感じること無く過ぎてしまうものですよね。
でも日常にネタが溢れていることに気付かされます。遠くに出かけなくても日常に目を向ける!
写真がキレイで文章は、全ページ読み切りだから好きな時間にパッと読める
都会にも田舎にもある昭和レトロな空間。昭和30年代、昭和40年代、古くて懐かしいものに心惹かれる私と目新しいオシャレなカフェにも憧れる私。
でも本を読んでいたら、「懐かしさ」をもっと発信したくなりました。
本は、上半分に1枚の写真、短めのタイトルがあり下半分に文字というシンプルな構成です。
たった1枚の写真に心 惹かれる何かがあります!東京散歩ぽのお二人は、Canon EOSR6で撮影しているみたい・・。
スマホで手軽に撮るのも良いけどカメラで撮る写真はやっぱりいいね。
カフェ、スイーツ、景色、建物、たった1枚の写真からストーリーを感じ取れる!!何かコツがあるんでしょうね~~高いカメラは買えないですけどね。スマホでチャチャっと撮ってしまうからミラーレスカメラを登場させる機会を増やしたいです。
地元の散歩コースは、季節や時間によって変えています。野鳥がたくさんいる場所、川の横の涼しい道、車が一台も通らない木陰の林道、田んぼが一面に広がっていて景色が良い道、高台のお寺。自分が良いと思う場所を切り取ってブログにするのも楽しそう。
岐阜県で生まれ育ち暮らしているのに行ったことが無い場所は、ものすごくたくさんあります。ディープな場所は、わざわざ行かないと知らないままなんですよね。
東京365日みたいに岐阜県の365日分の記事が書いたら楽しそう。
本を読みながら、感じたのは古いだけが歴史ではないということ。大正時代、明治時代、昭和初期も歴史の一部。目新しいもの流行に追いつこうと焦っていたけど、少し前の歴史にも着目したらブログがもっと広がるんだろうな~と思いました。
カフェ巡りが好きなのは著者と共通しています。東京散歩ぽ(ブログ)も「東京の懐かしくて新しい暮らし 365日」もパッと見たときに紹介している風景や建物、カフェなどのバランスが良いんですよね。バランスも非常に勉強になるんですよね。
古くて新しい街
私にとって東京といえば、東京タワー、武道館、国会議事堂です。初めて見たとき「テレビで見たのと同じなんだな」と感動した覚えがあります。東京は、最先端でエネルギーに満ちあふれている町ですが田舎者の私は、こんなふうに感じていました。
エネルギーもお金も吸い取られそう~
田舎者にとって東京は敷居が高く東京に行くとなると田舎者に見られないようにキョロキョロしないよう意識しています。(実際キョロキョロしがち)笑。でもバスガイドの先生にいわれたことを本を読みながら思い出しました。
東京は、新しいものもあるけど古いものもたくさん残っているんですよ。
最先端の街ではあるけれど、私の心を揺さぶる勝鬨橋や忠臣蔵でおなじみの泉岳寺もある、歴史ある場所も残っている新しさと古さが同居している街なんですよね。ページをめくるたびに自分にとっての「東京」が詰まっていて胸が熱くなります。
世界の暮らし365日シリーズ第三弾
「世界の暮らし365日シリーズ」は、全部で3冊出版されています。
第1弾は、「フランスの小さくて温かな暮らし365日」第2弾は、「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」第3弾が「東京の懐かしくて新しい暮らし 365日」です。
「東京の懐かしくて新しい暮らし 365日」は、東京に住んでいる人も東京に住んでいない人も楽しめる本です。
ワクワクの凝縮。自分が住んでいる地域ですら知らないことばかりです。「東京の懐かしくて新しい暮らし 365日」は、地域ブログの可能性と地域の魅力を掘り起こす楽しさを再認識した1冊でした。
絶対読みたいです!