汚い車庫を更地にするまで・・
我が家の玄関をあけると目の前に汚い車庫がありました。車庫は、爺さんが作ったもので中には、ガラクタのように色々な物が入っていました。爺さんは、何でも雨にあたるのを嫌います。だから数年前までうちの周りを囲むように小屋がいくつも建っていました。
木を置く小屋、工具を置く小屋、農業の肥料や農薬を入れる物置小屋、婆さんの入り切らない荷物を置く小屋・・などいくつも設置していました。全部素人大工作ったものなので見た目が悪かったんですね。
必要なのか必要ではないのか?
当時、大型ごみは無料で引き取ってもらえる時代でした。まもなく有料になるとアナウンスされたタイミングで村中の人は一斉に家に眠る大型ごみを出すようになったのです。有料になると1個500円ですからね。
どこの家にも捨てたいけど残しておくか・・といった古い箪笥、古い布団が眠っていたようです。我が家も例外ではありません。毎月10個まで無料で処分ができたので私と爺さんは空前の捨てブームに突入していました。
爺さんが建てた小屋なので、嫁のわたしが出しゃばって壊せ壊せと言ったら揉めていたでしょうね。なので、自分たち世代や孫(爺さんの)世代が必要かどうか?を問いかけるようにしました。
たしかにもう、風呂も薪を使っていないし・・農業用の物置小屋ももう少し小さくて良いよな。
話し合いの中で車庫は1つ壊しても良いという流れになったのです。
いよいよ取り壊し作業
いよいよ取り壊し作業を開始します。爺さん、ベランダの私に何か訴えています!
トタンを張り替えたよ~!!
あの表情は私に褒められたくてウズウズしているようです。仕方ないなー
爺さん・・欲しがりなんだからw
どれどれ過去の写真と見比べてみましょうか・・笑。
車庫の横のトタンを張り替える
車庫の片付けをするようになり、見栄えが気になるようになったようで車庫の横のトタンを張り替えたようです。
まあ素人なので・・前よりは良いレベルにはなっているようです。
おお!!ホント!前より良くなっているではありませんか。爺さんは、私に褒めてほしくていちいち工夫したポイントを言ってくるので面倒くさいったら無いのですがブログのbefore after写真を見せて爺さんを褒めちぎるとうれしそうなので私も頑張ってほめまくります。
爺さんは、何度も「良くなった??良くなった??」と聞いてきます。「うんうん全然違うよ!写真で見ても違うし上から見ても違う」と褒めまくると喜びを隠しきれない爺さん。男の人っていくつになっても単純明快です。
去年の秋は、こんな状態だった車庫の中の写真です。
粗大ごみや不燃ごみ可燃ごみも出しまくりました。どこに置いたら良いかわからないような物
は、捨てにくいのですが同じ種類のものを集めて分類すると出てくるわ、出てくるわ。この車庫に入っていたガラクタの98%はお片付けしたので、分類しながら余分なものは、全捨て!に限ります。
車庫の中に入っていたもので残したのは、長靴と草刈り機だけ。半年の間に何度も「最後は車庫だけになったから壊そうかな」「でも壊すのやめようかな」「やっぱり壊そうかな」を繰り返していました。そうこうしていたら・・いきなり・・屋根をのばしはじめたときは、ホントにビックリしました。思いもよらぬ行動をとるうちの爺さん。それとも、私の読みが甘いのか屋根伸びてるし!!どういうこと!壊すって言ってたのに!爺さんに「軽トラは古いし車庫の屋根いらないよ」と言っては見たものの・・放っておいたらどこまでも伸ばしていきそうでした。
年寄りの片付けは、理解に苦しみます。今回の車庫の片づけでは、爺さんのキゲンを損ねてしまいましたが壊し終わる頃にはスッキリ片付いて「今日は焼肉食べよう」と元気を取り戻していたので良かったです。
そして何もなくなった
車庫を片付けた翌日は、お祭りでした。屋根に上がってる間「落ちたらケガをして祭りの余興できなくなったらどうなるんだろう?」と頭をかすめましたが解体作業も無事終了!旦那は、腰に来たらしくてジジイっぽく見えたらしくていつも以上にウケて盛り上がったようです。私は、自分まで恥をかくのが嫌で見にいかなかったのですが今までは、穴があったら入りたいという心境を何度も味わってきたので受けて良かったです。
実際に見ていた人からラインが来ました。盛り上げ上手な方がいらっしゃったのだと思います。感謝感謝。
うまくできたことを爺さんに伝えると「どじょうすくいでも腰が大事だからな」とポツリ。そうなんだ、そうなんだ。自分たちがまだ通過していない老人真っ只中の爺さんの言葉・・勉強になりました。旦那が帰ってきたら旦那にどじょうすくいのyoutube動画見せようと思いました。
今後私や子どもたちが使うかどうかの問題だよね。