ご訪問ありがとうございます。主婦の私がお片付けにはまったのは、2016年の夏。お片付けが嫌いで苦手でいつも散らかっていて掃除するのが面倒で「お客さんなんか来なけければ良いのに」と思っていました。田舎で高齢者と一緒に暮らしていると自分の友達は、呼ばなくてもお客さんはいらっしゃいます。そして誰かが来たら「子どもが散らかして」といいわけしながら慌てふためくのが日常茶飯事でした。
クルマの音が「うちのクルマ以外の音」だとカーテン越しに「誰かチェックして」と叫び子どもと一緒に「どうかお客さんが玄関で用事を済ませてくれますように」と願ったものでした。願いをむなしく散らかったリビングを見られて恥かしい思いをしたことも何回もあります。ただ葬儀を経験してからは、いつ何があっても「慌てない家」は、最大のテーマになりました。とくにお片付けに夢中になっているのが、私と爺さん(義父)。最近は、家の中だけでなく外にも目がむくようになりました。屋外の小屋や倉庫は、女の私ではどうしようもない部分でした。目障りだと思っていても自力では解体できません。
キッチンからは、角材置き場・味噌部屋・畑の小屋が見えていました。角材置き場と味噌部屋を解体しました。最大の砦であった内職部屋も取り壊すことができました。小さな小屋でも倉庫でも物置でも納戸でも見直すと景色が変わるしキモチもスッキリします。台所から見る景色も角材置き場・味噌部屋を解体しただけで明るくなり風通しもよくなりました。他の建物を壊したせいで、畑の小屋のおんぼろさが目立ち始めてきたのです。そこで畑の小屋の内部を片付け→畑の小屋を解体しリセットし→新たに必要に応じた小屋を建てることになったのです。どんなに片付けられない人でも年齢に関係なく一度「何もない状態」を経験するともう二度とリバウンドしないような気がします。自分にとって必要な量・必要な大きさがわかってきたらしめたものです。そういう意味では、爺さんがお片付けにはまってくれたことはとても大きなことでした。新しい小屋は、壊しやすくコンパクトなものを私たちの将来を見据えて建てるようです。
まずは、基礎部分を組み立てます。爺さんは高所恐怖症なのであまり屋根にのぼりません。
古い小屋から出たトタンで良さそうな数枚を残しリサイクル施設に持ち込み処分しました。トタンゴミを処分したら907円いただけました。数時間後に次男と見にいきました。すげ~な!!昭和10年代生まれ!材料費ZEROで小屋を作っています。
午後からは、扉を作っていました。野良猫が入らないように木製の鍵(簡易)まで作ってありました。
フードをかぶったねずみ小僧(次男)もあらわれました。
完成しました・・爺さんは、釘拾いを次男にお願いしたものの数秒で飽きてしまいどこかに遊びにいってしまいました。仕方なく自分で拾っています。いつもなら5枚目の写真は「爺さん休んでいる図」がお約束のはずです。
あとは、内部に荷物を運び入れるだけです。古い小屋の取り壊しから廃材の処分から新しい小屋を建てるまで1週間で終わらせてしまいました。時間と体力と甲斐性がある爺さんで良かったです。
畑の小屋の大きさは、前の3分の1か4分の1くらいになりました。入っていたものの80%ぐらいは、ゴミだったっていうね・・認知症の婆さんは、肥料を買いまくっていたのでそういうものがスペースを陣取っていたみたいです。小屋のスペースが小さくなったら畑の広がりを実感できます。さて広がった畑に何の種を撒き育てるか?60歳から65歳までの年金ゼロ時代にそなえて・・畑の野菜だけで生き延びていく術を身につけていくつもり。食いっぱぐれの無い老後を過ごしたいな。
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