一周忌法要、記憶よりも記録。

2015年年末に100歳で亡くなった曽祖母の一周忌法要を行いました。ずっと以前から認知症の傾向があったといえばあったのですが曽祖母の介護が始まったころ義母の状態は、相当おかしなものでした。私が、曽祖母の介護している横で義母は、まったくの知らぬふり。義母と曽祖母の仲は、良くなかったけれど最期が近づいたときくらいちゃんと看てあげればいいのに・・そう思っていました。介護に協力的でないのも義母の性格が原因と思っていました。

一周忌控え

そして曽祖母が亡くなり葬儀を行いました。しかし義母は、まんじゅうを盗み食いするばかりでまったく機能していませんでした。笑。今だから「もうあのとき認知症の症状がでていたんだ」とわかりますが葬式のときに全く動こうとしない義母に腹を立てていました。何も動かないくせに食事だけ催促するので「イイカゲンにして」とたしなめたりしました。

四十九日法要までの間、大便を漏らすようになり脳神経科を受診し認知症が判明しました。義父は、四十九日が済んだ翌日心筋梗塞で倒れてしました。救急搬送で義父が運ばれていくなか、義母はグーグーと眠っていました。

葬式や家族が入院したとき自分がどのように行動したら良いか混乱するだけで脳の中で処理できないのも認知症の症状だそうです。入院する義父も心配、大便を漏らしてしまう義母も心配・・「これからは、自分が主体にならないといけない!」と痛感した1年間でした。

初七日・四十九・彼岸・初盆・一周忌と1年を通じて控えや覚書を作成しました。

法要・葬儀

結局、曖昧な記憶よりも記録なんだと思いました。認知症の義母には、頼ることが出来ません。義父に1つ1つ確認しながら記録していきました。義母は、認知症になってしまったけれど義父という頼れる存在がいて良かったです。当たり前だけど、死んでしまったら、あれこれ聞けないですからね。通夜や葬儀、初七日・四十九・一周忌は、地味~~~~~~~にお金がかかります。意外とかかるのがお供え物とかお花とか・・うちの場合、古いものをお片付けして新しくしたのでなんだかやたらお金がかかりました。
一周忌法要の覚書

必要以上に葬儀のことを葬儀屋さんに聞きまくりメモを取っていたら「働きにこないか」とスカウトされてしまいました。笑。でも本当、勉強になった1年でした。

法要後の会食、御斉(おとき)

大家族ゆえお互いに依存するような関係性だったと思います。誰かがしっかりしていると頼ってしまうんですね。私も頼られてもいたけど頼ってもいました。子どもも葬式や通夜のことは、どことなく他人事です。でも伝えていかなければいけないことばかりだと思いました。法事の案内ハガキ、僧侶へのお布施(だいたいいくら包むのか?金額の相場)お供えものの準備や飾り方とか引き出物の数とか席順とかバスの手配・・そういうのを写真に撮って誰が見てもわかりやすいようにノートにまとめました。子どもたちは、いつかはこの家から出ていくかもしれないし新しい場所で新しいしきたりに従っていかなければいけないけれど・・伝えていかなければいけないことは、山ほどです。

法要後の会食、御斉(おとき)

で・・若いときの自分は、どうだったかというと呑気に食事を楽しんでいただけで、あまり難しいこと考えてなかったな~~笑。次男夫婦と長男夫婦は、違うし田舎なので知らないできないと恥をかきます。人に聞けば教えてもらえますが、何がわからないかわからないとやっぱり恥ずかしいことだし困ってしまいます・・家族には、長生きして欲しいけれど、勉強になった1年でした。

    2件のコメント

    こんばんは~
    法事、お疲れさまでした。
    都内で法事だとだいぶ簡略化されています。
    他のお家の話と比べても、お経をあげる回数も少ないようです。
    でも、父が「おばあちゃんの時のだと、20年以上経っているから」って、飾り物は買いました。ちょこちょこ出費がかさみました。
    義実家は、法事・お仏壇関連はに簡略化。ホントにこれで良いのかなって…。
    実は私も、メモ書きが漫画っぽくって変に感心されます…。やはり飾り物は漫画メモです。
    法事は写真だと余分な情報が多くてほんとに必要なものを見落としたりするので、漫画メモの方が確実です。

    実は家族の受診のための体調メモが漫画で「だれが書いたの」ってお医者さんに面白がられ、そのメモから高次脳機能障害を疑い専門医に繋げてもらいました。
    文字だけのメモの時よりも漫画の方が「よくわかりますよーこれ」ってお医者さんも反応が良く。
    う~ん、文章も工夫しているんですけど…走り書きした絵の方が勝ちみたいです。

    ちゃーちゃん こんにちは!いつもコメントありがとうございます。都会は、簡略化されてて良いですね!!私も自分のとこ限定の田舎の法事情報は、誰とくブログなのかよくわからない状態ですが・・自分の覚書に・・笑。それで家族葬のことも相談してみたら田舎には、葬儀屋が2件あって1つは家族葬専用ホールをもうけて、もう1つは、従来通り・・なかなか難しい部分があります。田舎では難しいことだけど質素に簡素になっていくことを願っています。

    >文字だけのメモの時よりも漫画の方が「よくわかりますよーこれ」ってお医者さんも反応が良く。
    う~ん、文章も工夫しているんですけど…走り書きした絵の方が勝ちみたいです。

    そうですよね、私もイラストで簡単にざっくり描いたほうが自分が思い出しやすくて・・昔からイラスト&文字で覚え理解する派でした。文章だけだと伝わらないですものね。ちゃーちゃんさんは、そこから専門医も受診されたんですか!!私も・・自分でどうなんだろう・・と時々思います。笑。周りは、面白がったり関心したりされますが、自分としてはそれが正常なんですけどねO(≧∇≦)O

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
    岐阜県田舎村在住ブログ歴15年のブロガー。押入れを改造したパソコン部屋が私の仕事場♪当ブログは2016年8月に開設。 整理整頓が苦手で片付けられないまま一生終えそうだったけど、家族の葬儀をきっかけに、暮らしを整えるようになりました。カメラ、食べ歩き、ウォーキング、ラコニック手帳を愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ