爺さんが婆さんのために作ったクローゼット
一言でいえば婆さん(義母)は物が多い人。爺さん(義父)は日曜大工が好きな人。婆さんの大量の衣類を収納するために爺さんが押入れをクローゼットのようにしていました。
物を収納する場所を次々と作るからどんどん物が増える悪循環。
押入れクローゼットのほかに箪笥が3竿!義母の生前中に衣類を整理→数を減らす→衣類を収納していた箪笥2竿を処分。入れるものを新たに準備すると物は増える一方です。
婆さんの衣類は生前に大量処分
認知症となった婆さんは、亡くなるまでの数年間ディサービスに行っている時間に(鬼の居ぬまに・・)大量の衣類は燃えるゴミの袋に入れて処分。ショートステイで泊まりに行っている土日に箪笥は大型ごみで処分したので残すは押入れクローゼットだけになりました。
(2016年10月当時の写真)
クローゼットはギチギチにたくさん掛けるより、余裕をもたせて掛けたほうがスッキリするし風通しも良いですね。
婆さんが隠居で生活するようになってからは義母の衣類は全て隠居に置くようになったので私が押入れクローゼットを引き継いで使うようになったのです。
私が引き継いだ押入れクローゼット
こちらが普段の押入れクローゼットの状態です。ギッチギチに掛けています。
押入れクローゼットBefore 写真
押入れクローゼットAfter 写真
いや・・・あまり変わらんように見える・・
押入れクローゼットBefore 写真のハンガー数・・36本
押入れクローゼットAfter写真のハンガー数・・30本
数は、そんなに変わらないし見た目もそれほど変わっていませんが・・今回自分仕様にいたしました!
使いにくく不格好なフック
爺さんが婆さんのために作った押入れクローゼットなので文句を言うのも変ですが・・使いにくく不格好なフックを見るたび気持ちが落ちます。
COACHのバッグを掛けてるのにフックを見るたびにテンションが下がる~
見るたびにテンション下がるって・・どんだけ?笑。
自分で取り外してみる
これ要らない!と忌々しく思っていたわりには、自分で取ろうと思わなかったのです。
ちょっと自分で出来るかどうかやってみよう!
手前と奥にあるネジを緩めます。
ネジが緩み始めると手応えを感じてだんだん気持ちもノッてきました。やればできる!なんとかなる!自分の気持ちが上がっていくのを感じます。
電動ドライバーでまわしたのかかなり奥まで挿さってるネジには悪戦苦闘しましたがゴール目前まで来ました。ここまで来るとあと少し。
ガッチリ取り付けてあるように見えたもののネジは全部で4つだけだったので、思ったよりも簡単に取ることができました。
取ったど~~~~
テンションが下がるフックを取り外したときの達成感と高揚感。
不格好なフックは、見るたびにモヤっとしていました。私が押入れクローゼットを使い始めた2018年頃。2019年、2020年、2021年とずっと自分では出来ない、はずせないと思いこんで放置していたのです。
無理と思っていたことに対して行動を起こせた
自分一人では難しいだろう。無理だろうと思いこみ行動が起こせなかったことが今となっては不思議です。
爺さんも年をとり、最近では歩くのもやっとです。旦那に頼んだとしてもすぐに取り掛からないでしょう。
(このフックはずせるかな?)(自分で出来るんだろうか?)と思いながら行動を起こせたことが・・とてもうれしかった!
爺さんが日曜大工で作ったフック。どうしてもっと早く取らなかったんだろう?というぐらい簡単に取り外すことができました。どうでも良いエピソードかもしれませんが私にとっては大きな喜びでした。
元気があれば何でも出来る!(猪木風)やろうと思えばなんでも出来る!
爺さんや旦那に頼ること無く自分一人で出来るものなんですね。
暮らしのなかでモヤモヤとする事、モヤモヤする場所、モヤモヤする場面を1つでも解決すると気分が上がるものなのですね。
ほとんど着てない洋服ばかりぶら下がってる~~