密室介護で家族が虐待を疑われることもある

結婚して子どもが生まれたあと(16~18年前)のことでした。当時もすでに認知症高齢者の虐待が少なくなかったようです。老人に危害を加える加害者は、配偶者・息子・息子の嫁・娘。誰もが介護に直面していると追い詰められるのが現状なのでしょう。爺さん(義父)に「お嫁さんも虐待するって!!」と話したら「嫁なんて思ってない、娘や」そう言ってくれた言葉がうれしくて・・私も本当の父親のように慕っています。自分の父親は、子どもに虐待するような人でしたからね。笑。

虐待の種類

岐阜県の調査結果です。

虐待されている人の年齢

義母の介護は、主に義父と私が行っています。調子がよいときと悪いときがあるので痛み分けだな・・と思いながら毎日小一時間しゃべっています。最近は、「ミーティング」だと思っていますが?話すことで納得したりストレスが軽減されるなら簡単なことです。(早いとこ仕事にとりかかりたいな)と思っても毎日何かしら会話しています。話しながら自分もストレスが和らいでいきます。一人だったら耐えられるんだろうか?この状況・・と時々思います。でも今のところは、2人で介護を続けています。介護する側の家族構成や関係性(配偶者・実の子・子の配偶者)や介護される側の性格によっても接し方は変わります。私が受け流していることを義父が気にしていることもあるのでそれだけ介護の負担が大きいのかな??と心配になります。

義母は、脳梗塞の後遺症なのか立った姿勢でバランスをよく崩します。一度転倒して頭をぶつけたことがあります。でもそういうのも「虐待」を疑わないといけない部分もあるんですよね??何しろ密室だから。自分が虐待をしていないと誰かが誰かを疑う構図です。私自身「もしかして虐待を疑われてるのかな」って思ったことがあります。

中日新聞を読んでいたら、<介護か虐待か 苦悩する家族>をテーマに記事が掲載されていました。「密室の在宅介護では誰でも告発される可能性がある」思わず唸ってしまいました。大便で汚れた衣類を脱がせ肛門を拭く・・正直、実の母親の介護もしたことがないのに・・って悲しくなります。仕方ないとわかっていても・・。でもそこから暴力にむすびつくかといったらそれはない・・)今のところ。いつまで正常な頭でいられるかわかりませんが、私は虐待する家族のキモチも理解できないわけではありません。もしかしたら自分もいつか追い詰められたらわからないよな・・って思いますもん。そうならないためにも支援センターがなどがあるわけで、1週間に3日(月・水・木)だったディサービスを4日(日・月・水・木)に増やしました。本人も家にいると眠ってばかりで昼夜逆転してしまうのでディサービスに行くことで生活リズムが整ってきます。(たまに混乱してるけど)義父とは、「本人のためにも良いし介護する私たち家族にとっても大切なサービスだよね」と話しています。

 

kazokugyakutai

高齢化社会の現代虐待の相談や通報は年々増加しています。認知症は、進行していくことがほとんどです。私の周りにも「まだ大丈夫。家族だけでなんとかなる!」と在宅介護を続けている人もいます。介護される人も介護する人も「波」があるので抱えこむのは危険だと思うのです。自分も出来る限り「手を抜く」ようにしています。じゃないと息がつまりますもん。

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    西ちゃん押入れを改造したパソコン部屋でレビュー記事を得意とするブログを書く人、地元ライター
    岐阜県田舎村在住ブログ歴15年のブロガー。押入れを改造したパソコン部屋が私の仕事場♪当ブログは2016年8月に開設。 整理整頓が苦手で片付けられないまま一生終えそうだったけど、家族の葬儀をきっかけに、暮らしを整えるようになりました。カメラ、食べ歩き、ウォーキング、ラコニック手帳を愛する50代。 詳しいプロフィールはコチラ