浪費家のくせに、貧乏性です。周りの人に対しては大盤振る舞いをしてしまうのは母親譲りです。お世話になったり感謝の意味をこめてお金を使うことには、もったいないと感じません。
実家が専業農家でしょうか?専業農家のお金は桁が大きく入ってくるお金と出ていくお金、入ってくる季節と入って来ない季節によって変動があります。金持ちだったのか貧乏だったのか、いまだによく分かりません。「貧乏性」の使い方が間違っているかもしれませんがモノが捨てられないとき自分の貧乏性を自覚します。
貧乏性の意味
貧乏性の意味を大辞林で調べてみました。「けちけちしてゆとりのない性質。貧乏が身についたような性質」。日本国語大辞典では「貧乏が身についたような性質。また、いつもけちけちしてゆとりのない性質。時間や金銭などをゆったり使うことのできない性質。」だそうです。ちょっと使い方違うかもですが、新しいモノがあるのに古いモノを持ち続けてしまう心情は、まさに貧乏性?ではないでしょうか?
新しく買い揃えた葬儀用の礼服とバッグ
新しく夏用の礼服、春秋冬用の礼服、コード刺繍のバッグを買い換えました。古い礼服もバッグも必要ありません。でも半年間ずっと処分できませんでした。
着ていったのは古い礼服(まさに貧乏性w)
新しいのを買ったのに、自分の中で忖度して遠い親戚の葬儀には古い礼服を着ていき古いバッグを持っていきました。葬儀会場にたどりついたら、知ってる人に何人も会ってしまいました。私は、相手の顔を見分けられなくても相手は私のことを分かっていて「○○のところのお嫁さん」という声が聞こえてきました。
ああ・・恥ずかしい・・貧乏性の己を呪いました。笑。
知らぬ土地に嫁いで20年、いつのまに知り合いが増えており必要以上に顔も知られるようになっていた私。古い礼服は背中ファスナーで着にくくてサイズもキュンキュンでした。それにカパカパと開いてしまうバッグでした。礼服はキュンキュンだけど一応着れましたし、バッグも使えないほどでは無いのですが自分の中に「もったいないおばけ」という貧乏性がすみついています。
今日こそ絶対に古い礼服を捨てる
壊れたもの、着れないもの、時代遅れのものは、お片付けしやすいです。でも「まだ使えるモノ」はお片付けしにくいです。でも大掃除の勢いに乗り「今日こそ絶対古い礼服を捨てる」と強い気持ちで片付け始めました。写真を撮ったら「まだコレ着れるんじぇね」と一瞬でも思ってしまう貧乏性の悲しい性(さが)。笑。
決心が揺らがぬよう紙袋にポイする
恐ろしく貧乏性なので決心が揺らぎそうでした。葬儀で恥ずかしかったな~背中ファスナーしまらず下の子にあげてもらったな~体型が崩れた50代の私には、似合わない礼服と思いながら決意を新たにしました。くじけそうになりました。紙袋にポイして見えないようにして可燃ごみに入れました。
貧乏性の私ですが、紙袋に礼服とバッグを入れたらお片付けの儀式を終えた気分になり捨てた爽快感でいっぱいになりました。
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